上田桃子が2週連続V争い コーチが指摘した前週失速の反省「口角を上げてプレーを」
女子ゴルフの国内ツアー・伊藤園レディスは12日、千葉・グレートアイランドC(6741ヤード、パー72)で第2日が行われた。2位で出た上田桃子(ZOZO)は1イーグル、7バーディー、1ボギーの64で回り、通算13アンダーの単独首位に浮上。前週は初日から第3日まで首位を走ったが、最終日に崩れて5位。反省を胸に今季2勝目を狙う。2打差の2位には、メルセデス・ランキング(MR)首位の山下美夢有(加賀電子)がつけた。
伊藤園レディス第2日
女子ゴルフの国内ツアー・伊藤園レディスは12日、千葉・グレートアイランドC(6741ヤード、パー72)で第2日が行われた。2位で出た上田桃子(ZOZO)は1イーグル、7バーディー、1ボギーの64で回り、通算13アンダーの単独首位に浮上。前週は初日から第3日まで首位を走ったが、最終日に崩れて5位。反省を胸に今季2勝目を狙う。2打差の2位には、メルセデス・ランキング(MR)首位の山下美夢有(加賀電子)がつけた。
最終18番パー4。上田が残り156ヤードから放った第2打はピン側についた。ギャラリーの拍手と声援を受けながらグリーンへ。“お先に”のバーディーパットでまた1つを伸ばした。
「先週からショットの悪いところを修正できました。コースもアグレッシブさを求めていますし、美夢有ちゃんが『ビタッ』なら『私も』という思いでプレーしていました」
同組で首位発進の山下との「伸ばし合い」になった。上田は1、3番でバーディーを奪い、5番パー5では残り15ヤードからの第3打を直接入れてイーグルにした。一方、山下は3番から4連続バーディー。しかし、上田は残り2ホールで山下に差をつけた。難関17番で13メートルのロングパットを決め、18番のスーパーショットへと繋げた。単独首位で最終日へ。前週と同じ状況になった。
「ここまではコーチやキャディーさんの力を借りてやってこられました。この先、最終日にどういうゴルフができるかが、私の抱えている課題。集中力の高さを求められるので、そういう意味では、今年一番ワクワクして迎えられる最終日になると思います」
前週、上田は74とスコアを伸ばせず5位に終わった。終了後は「まだ、成長できていない。克服できていないという感じです」とコメント。ショックは「まだ、引きずっています」とし、「優勝を意識しないように思い過ぎました。積極性に欠けていましたし」と振り返った。