吉野修一郎、中谷正義に6回KO勝ち! ライト級の日本人頂上決戦、悲願の世界挑戦へ前進
ボクシングのWBOアジアパシフィック(AP)ライト級(61.2キロ以下)タイトルマッチ12回戦が1日、さいたまスーパーアリーナで行われ、3度目の防衛戦となった王者・吉野修一郎(三迫)が同級4位・中谷正義(帝拳)に6回1分14秒でKO勝ちした。ライト級の日本人頂上決戦となった好カードを制し、悲願の世界挑戦へ一歩前進した。これで戦績は31歳の吉野が16勝(12KO)、33歳の中谷が20勝(14KO)3敗となった。
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ボクシングのWBOアジアパシフィック(AP)ライト級(61.2キロ以下)タイトルマッチ12回戦が1日、さいたまスーパーアリーナで行われ、3度目の防衛戦となった王者・吉野修一郎(三迫)が同級4位・中谷正義(帝拳)に6回1分14秒でKO勝ちした。ライト級の日本人頂上決戦となった好カードを制し、悲願の世界挑戦へ一歩前進した。これで戦績は31歳の吉野が16勝(12KO)、33歳の中谷が20勝(14KO)3敗となった。
試合は静かな立ち上がりとなったが、初回、2回と終了間際に激しい打ち合いとなるなど次第に白熱した試合に。3回には偶然のバッティングで中谷が左目の下をカットし、流血した。5回終了間際、吉野がロープ際に追い詰めた中谷に猛攻を浴びせてダウンを奪取。6回には中谷が2度目のダウンを喫して立ち上がったが、陣営がストップをかけて吉野のKO勝利となった。
世界でもタレントの多いライト級。31歳の吉野は今年4月、元WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(横浜光)に負傷判定勝ちし、2度目の防衛に成功した。現在はWBO9位、WBC11位、IBF13位、WBA15位と主要4団体全てで世界ランク入り。中谷戦へ「勝った方が海外で戦えると思っている」と息巻いていた。
かつて東洋太平洋同級王座を11度防衛した33歳の中谷は、元世界同級王者テオフィモ・ロペス(米国)、元世界3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)ら世界的な猛者たちと戦ってきた。ともに敗れたものの、世界での評価を高める激闘。今年6月には、ロマチェンコ戦から1年ぶりの再起戦で初回KO勝ちを収めた。現在の世界ランクはWBC10位につけている。
今興行はダブルメインカードとして、WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(BMB)とWBA世界同級スーパー王者・京口紘人(ワタナベ)が王座統一戦を予定。WBO世界同級2位・岩田翔吉(帝拳)はWBO世界同級王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に世界初挑戦する。
(THE ANSWER編集部)