金田久美子、「最近辛い」と吐露した先輩から金言 “辞めて気付く”思い胸に5位発進
女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUPマスターズGCレディースが20日、兵庫・マスターズGC(6585ヤード、パー72)で開幕した。ツアー1勝の33歳・金田久美子(スタンレー電気)は、6バーディー、1ボギーの67で首位に2打差の5位につけた。大会前の18日には、ツアーを引退した先輩プロの辻村明須香(フリー)と再会し、「もっと、楽しみなよ」と元気づけられたことを明かした。首位には7アンダーの原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)と河本結(RICOH)が並んでいる。
NOBUTA GROUPマスターズGCレディース初日
女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUPマスターズGCレディースが20日、兵庫・マスターズGC(6585ヤード、パー72)で開幕した。ツアー1勝の33歳・金田久美子(スタンレー電気)は、6バーディー、1ボギーの67で首位に2打差の5位につけた。大会前の18日には、ツアーを引退した先輩プロの辻村明須香(フリー)と再会し、「もっと、楽しみなよ」と元気づけられたことを明かした。首位には7アンダーの原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)と河本結(RICOH)が並んでいる。
金田はラウンド後の取材に「今日は前半がバラバラでしたが、後半は良くなりました」と振り返った。前日の練習でつかんだ良い感覚を思い出すべく、「ボール1個分、ボールに近づく」のイメージでアドレスし、クラブを振ったところ「抜け気味だったインパクトをしっかりと感じられるように」なった。
「前は基本がなく感覚だけでやっていたので、悪くなるとボールを右に置いてどんどん悪くなっていました。今は練習の時からいろいろと考えながらやっているので、修正もできるようになりました」
33歳で5シーズン連続シード圏外。今季は現在メルセデス・ランキング(MR)66位だ。残り試合を考えると厳しい状況。18日に再会した39歳の辻村に「ゴルフが最近辛い」と漏らした。14年シーズンを最後にツアーから離れている先輩からは、実感を込めて励まされた。
「私もやっている時は楽しくなかったし、『辛い』と思っていたけど、辞めてから『すっごく、楽しかったんだな』と思うから、楽しみなよ」
金田は憧れてきた辻村の激励を受け、自分のゴルフ人生を考えたという。9月の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯と住友生命Vitalityレディス東海クラシックでは、初日に好スコアをマークしながら、第2日以降に順位を落としているだけに、「最後日までいいゴルフをして、いい位置で終わりたいです」と話した。
(THE ANSWER編集部)