暫定首位の小祝さくら、眠気と闘いながら29Hで10バーディー「あくびが止まらなくて」
女子ゴルフの国内ツアー・スタンレーレディスホンダ第2日が8日、静岡・東名CC(6570ヤード、パー72)開催された。前日7日の悪天候によるサスペンデッドで、この日は出場全107人の第1R(ラウンド)残りホールと第2Rを実施するも、午後5時6分に日没サスペンデッドとなった。第2Rを終えられなかった41人が9日の最終日に残りを回り、50位以内の選手が決勝Rに進出する。暫定首位は、通算10アンダーの小祝さくら(ニトリ)。午前7時30分スタートで計29ホールを回ったが、「眠くてあくびが止まらなかった」と振り返った。
スタンレーレディスホンダ第2日
女子ゴルフの国内ツアー・スタンレーレディスホンダ第2日が8日、静岡・東名CC(6570ヤード、パー72)開催された。前日7日の悪天候によるサスペンデッドで、この日は出場全107人の第1R(ラウンド)残りホールと第2Rを実施するも、午後5時6分に日没サスペンデッドとなった。第2Rを終えられなかった41人が9日の最終日に残りを回り、50位以内の選手が決勝Rに進出する。暫定首位は、通算10アンダーの小祝さくら(ニトリ)。午前7時30分スタートで計29ホールを回ったが、「眠くてあくびが止まらなかった」と振り返った。
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小祝は眠気と闘いながら、バーディーを重ねていた。前日のサスペンデッドで全選手が午前7時30分同時スタート。前夜午後9時に就寝した小祝は午前3時50分に起床。フルーツとみそ汁を胃袋に入れ、コースに入った。混雑を避けるため、打撃練習は1人15球に限定。ショット調整に苦心したと思いきや、この時点で小祝の目は完全には覚めていなかった。
「それどころじゃなくて、眠くて仕方ありませんでした。15球はあっという間で、ラウンドが始まっても途中で休憩があって食べたりしていたら、また眠くなりました。もう、あくびが止まらなくて、目が覚めてきたのは、第2Rが始まってからでした」
無欲が功を奏した。この日の第1打は、第1Rの8番パー5で3メートルのバーディーパットだったが、「最初だし『入らなくてもしょうがない』と思って打ったら、きれいに入りました」。その後も気合が入る状態ではなかったが、「ティーショットが安定していました」と振り返り、イーブンパーで迎えた第1R残り11ホールは5バーディーで67。続く第2Rでも5バーディーを奪って67。計29ホールでボギーは1つも打たなかった。
「(第2Rの)後半はほとんど走りました。無事、終わって良かったです。18番の途中で(日没サスペンデッドを知らせるホーンが)鳴りましたが、同組の全員がティーショットを打っていたのでホールアウトできました。『みんなで良かったね』と言いました」
もし18番を終えていなければ、最終日は午前7時にスタートになるところだった。それを回避して小祝は言った。
「今日は長い1日なのでゆっくり休みたいです。最終日は今日のようにショットでチャンスをつけてバーディーを獲っていきたいです。自分のベストを尽くすことだけに集中したいです」
6月のリゾートトラストレディス以来、今季2勝目のチャンスを手にした小祝は、睡眠を十分に取って残り18ホールに集中する。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)