伊藤美誠は「中国の誰にも勝てない」 中国記者が弱点を指摘「ここがポイントになる」【世界卓球】
中国記者「ここがポイントになると思います」
「彼女は少し背が低いですよね。少しフィジカル的に弱いように見えます。中国の選手は彼女よりもフィジカル的に強い。ここがポイントになると思います」
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伊藤は身長152センチの一方、孫と陳は160センチを超え、王曼昱は176センチの長身。小柄な伊藤にとって、長身選手との対戦はいつものことだが、差が表れると予想している。
これまで中国メディアには「大魔王」の異名で紹介され、中国の脅威になると報じられてきた。しかし、同レポーターは「彼女は中国でニックネームはありません」と否定。真摯なメディア対応で好意的な印象を受けるというが、「彼女は『イトウ』とだけ呼ばれています。彼女が人気であるもう一つの理由は、サーブの時に興味深い動きをしますよね。でも、私たちはあだ名をつけていません」と強調した。
今なら何と呼ぶのか聞くと、「今ですか。そうですね……スモールプレーヤーかな」とだけ。決勝で対戦した場合、どちらが勝つと思うのか。鼻で笑いながら言う。
「もちろん中国ですよ(笑)。それ以外の答えはないでしょ」
伊藤は17歳で出場した前回2018年大会の決勝で、世界的スター選手の劉詩雯に日本人として初勝利を挙げる金星。チームは3大会連続銀メダルに終わったが、一矢報いて宿敵を驚かせた。日本人トップの世界ランク5位・早田ひな、佐藤瞳、長崎美柚、木原美悠の新世代5人で臨む今大会。一笑に付す中国メディアの鼻を明かす戦いができるか。女子決勝は8日に行われる。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)