岩井ツインズは最終Hで明暗 明愛4位&千怜9位もコメントはシンクロ「よくありますね」
女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープンが29日、千葉・紫CCすみれC(6839ヤード、パー72)で開幕した。ルーキー・岩井明愛(Honda)が、6バーディー、4ボギーの70で2アンダーとし、首位に3打差の4位につけた。課題にしてきた「パットの距離感」が高速グリーンでも合うようになり、好発進につなげた。双子の妹岩井千怜(Honda)は72のイーブンパーで9位。残り3日で、目標の「姉妹での優勝争い」を狙う。首位は67の5アンダーで回った森田遥(新英ホールディングス)。2位には、68の4アンダーで回った小祝さくら(ニトリ)がつけている。
日本女子オープン初日
女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープンが29日、千葉・紫CCすみれC(6839ヤード、パー72)で開幕した。ルーキー・岩井明愛(Honda)が、6バーディー、4ボギーの70で2アンダーとし、首位に3打差の4位につけた。課題にしてきた「パットの距離感」が高速グリーンでも合うようになり、好発進につなげた。双子の妹岩井千怜(Honda)は72のイーブンパーで9位。残り3日で、目標の「姉妹での優勝争い」を狙う。首位は67の5アンダーで回った森田遥(新英ホールディングス)。2位には、68の4アンダーで回った小祝さくら(ニトリ)がつけている。
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最終18番パー5。投光器からの光線を受けつつ、明愛はストロークした。
「7メートルぐらいのスライスでした。とりあえず深めに読んだら、思ったより曲がってくれて入りました。ビックリしました(笑)」
6つ目のバーディー。17番パー4までは、前組の千怜と並んで1アンダーだったが、千怜は18番でボギーをたたき、明暗が分かれた。
「並んでいたのは知っていました。千怜はボギーですか。まあ、そういう日もあります(笑)。でも、千怜がずっと上だったから、久しぶりに自分も上に来てうれしいです」
幼少期から競い合い、小学校の持久走大会では6年間、1、2位を分け合った。ゴルフでもライバル関係は続き、明愛は、2020年日本女子オープンでローアマの獲得。高校時代は千怜をリードしていたが、プロテストに同時合格した21年は、千怜が先にステップ・アップ・ツアー大会で優勝。今季ツアーでも、千怜が8月に初優勝から2連勝を飾った。明愛は完全に「置いていかれた状況」だったが、悔しさを胸に地道にパッティング練習を続けてきた。
「とにかく距離感が大事だと思って、長い距離のパットをずっと練習してきました」
今大会はメジャー設定の高速グリーンだが、明愛は26日から多くの時間をパッティング練習に費やしていた。パターヘッドもピン型からマレット型に変更。自身も千怜のように勝利を手にするべく、やれる限りのことをやってきた。
今大会についても、8月末に行われた最終予選会を1位で突破して出場権を手にした。2年前はローアマで表彰式に出ており、「(優勝して)また、表彰式に出たいか」の問いには「もちろんです」と返答しつつ、「それよりも、自分のプレーに集中したいです」とキッパリ。先に囲み取材を受けた千怜も同じコメントをしており、明愛は「ああ、そういうことはよくありますね」と声を弾ませた。