横峯さくら「68」で7位発進 長男の看病を終え4戦ぶり出場「息子の体調が第一です」
女子ゴルフの国内ツアー・ゴルフ5レディスが2日、千葉・ゴルフ5Cオークビレッヂ(6465ヤード、パー72)で開幕した。4試合ぶり出場の横峯さくら(エプソン)は、5バーディー、1ボギーの68で4アンダー。首位に5打差の7位で発進した。会見では3試合連続欠場のうち2試合は、1歳7か月の息子・桃琉(とうり)君を看病するためだったことを明かした。
ゴルフ5レディス初日
女子ゴルフの国内ツアー・ゴルフ5レディスが2日、千葉・ゴルフ5Cオークビレッヂ(6465ヤード、パー72)で開幕した。4試合ぶり出場の横峯さくら(エプソン)は、5バーディー、1ボギーの68で4アンダー。首位に5打差の7位で発進した。会見では3試合連続欠場のうち2試合は、1歳7か月の息子・桃琉(とうり)君を看病するためだったことを明かした。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
横峯は4試合ぶりの出場ながら、好調を維持していた。3番パー5で1つ目のバーディーを奪い、8番パー3では、第1打をピン20センチにつけてスコアを伸ばした。13番パー5では、残り220ヤードから2オンに成功。36歳でも衰えぬキレと飛距離を見せつけた。
「今日は前半、雨に降られていたのですが、難しいコースという思いがあって、一打一打を丁寧に打てました。いいプレーができたと思います」
4試合前の北海道meijiカップでは、今季最高位の2位に入った。最終日のスタート直前、ドライバーのシャフトをボールがつかまるタイプに替え、右へのミスが減ったことが好調の要因だった。
そのまま約8年ぶりの復活優勝へ調子を上げるつもりだったが、桃琉君の体調不良で翌週のNEC軽井沢ゴルフトーナメントとCATレディースの出場を断念。出場登録をしていなかったニトリレディスも含めて3試合連続欠場となり、「楽しみにしてくれていたファンの方々にも申し訳なかったです。ただ、この1週間は練習を続けてラウンドもできました」と振り返った。一方で、母としての思いを口にした。
「葛藤はありましたが、息子の体調が第一優先です。今は元気になって、走り回っています。今週も一緒に来ていて、夫のご両親に見ていただいています。(ラウンドが)終わったら、会ってパワーをもらっています」
日々成長する愛息は、玩具のゴルフクラブとボールを持って遊ぶようにもなったという。残り2日。強いママを見せるためにも、キャディーを務める夫の森川陽太郎さんと頂点を目指す。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)