井上尚弥&八重樫から指摘 武居圧勝の裏で不安になったジム会長「なぜ前日に言うのか」
大橋会長は絶賛「ディフェンスがザルだとか言われるけど…」
一方、大橋会長は「魅力は一発のパンチ。強い!」と絶賛。「良い試合。一発ももらっていないんじゃないか。長い試合をしていないとか、ディフェンスがザルだとか言われるけど、そんなことはない。ここまで数分しか試合をしていないので、心配されるのは当たり前。でも、練習量と(K-1を含めた)キャリアがあるし、八重樫トレーナーもいて相乗効果がある」と信頼を寄せた。
しかし、前日は無用な不安があったという。計量を終え、大橋会長は同門の井上尚弥、八重樫氏と食事。「相手のパンチ、一発が凄いですよ」。2人から突然告げられた。過去、アポリナルは井上のスパーリングパートナーとして大橋ジムで練習。前日になって改めて言われたことで、大橋会長は「なんで前日に言うんだろうか。ブルーになりましたね。凄い不安に」と前夜は頭を抱えたという。
それでも、愛弟子の武居は不安を一蹴する強さを発揮。次戦は年内の防衛戦を見据えている。大橋会長が「キャリアを積ませたい。今日も本当は判定にしてほしかった。その方が将来のためになるので」と未来の世界王座戴冠も視野。ボクシングでもベルトを手にした武居も「これから他の選手に狙われるんじゃないか。負けられないです。強くなっていつか世界チャンピオンに」と成長を誓った。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)