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19歳ボツワナ選手が100m9秒91 超余裕の“ボルト走り”を披露「尊敬する人なんだ」

陸上のU20(20歳未満)世界選手権の男子100メートル決勝が2日(日本時間3日)、コロンビアのカリで行われ、驚愕のパフォーマンスが生まれた。ボツワナの19歳レツィレ・テボゴがU20世界新記録となる9秒91(追い風0.8メートル)で優勝。世界陸連(WA)は動画を公開した。ゴール前から“流した”走りの圧勝劇で、レース後は世界記録保持者のウサイン・ボルトを意識していたことを明かした。

ボツワナの19歳レツィレ・テボゴが9秒91で優勝した【写真:ロイター】
ボツワナの19歳レツィレ・テボゴが9秒91で優勝した【写真:ロイター】

陸上のU20世界選手権で生まれた驚愕のパフォーマンスとは

 陸上のU20(20歳未満)世界選手権の男子100メートル決勝が2日(日本時間3日)、コロンビアのカリで行われ、驚愕のパフォーマンスが生まれた。ボツワナの19歳レツィレ・テボゴがU20世界新記録となる9秒91(追い風0.8メートル)で優勝。世界陸連(WA)は動画を公開した。ゴール前から“流した”走りの圧勝劇で、レース後は世界記録保持者のウサイン・ボルトを意識していたことを明かした。

 テボゴは余裕で9秒台をマークした。好スタートからスピードに乗って、40メートル付近で早くも先頭に。その後も力強いストライドで2位以下を突き離すと、残り30メートル付近からメインスタンド側を向いて右手でセレブレーションをしながらゴール。力を緩めた状態で計時された9秒91のタイムは同大会の新記録&自己ベストだった。

 WA公式ツイッターはレース動画を公開し、公式サイトでも「テボゴが100メートル9秒91のU20記録を樹立」と紹介した。本文では「彼は次世代のウサイン・ボルトなのか? 19歳がこのような比較を受けるのは理由がある」と記載。こう続けた。

「弾丸のようなスタートを切り、ライバルたちを突き放した。ボルトが20歳の時でさえできなかったような走りを見せ、残り30メートル付近でセレブレーションを始めた。ライバルの方を見ながら右手を挙げたのである。そしてスマイルしながらゴールした」

 7月のオレゴン世界陸上で準決勝敗退だったテボゴ。WAはこの日のレース後のコメントも紹介した。ゴール前のセレブレーションの理由を問われると「レースを楽しみたかったから。もし失礼なことだと思ったら謝りたい。でも家で見ていたウサイン・ボルトのことを思い出してほしかったんだ。彼は私のアイドル。尊敬している人物なんだ」とボルトに対する意識があったことを隠さなかった。

 ボルトは2008年北京五輪男子100メートル決勝で、ゴール20メートルほど手前から横を向いてゴールし、当時の世界新記録となる9秒69をマークしていた。この日、デボコの隣のレーンを走った日本の柳田大輝(東洋大)は10秒24の6位だった。

(THE ANSWER編集部)

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