女子中距離でまた転倒→救済 最下位に失意の海外選手が一転歓喜「これはドラマ?」【世界陸上】
オレゴン世界陸上が21日(日本時間22日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで第7日が行われた。女子800メートル予選では、ゴール前にオーストラリアの選手が接触により転倒。うつ伏せのまましばらく動けず、呆然とした様子だった。ただ、救済処置が取られ準決勝進出に。「気分が良いです!」と喜んだ。
女子800メートル、転倒したオーストラリア選手が準決へ
オレゴン世界陸上が21日(日本時間22日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで第7日が行われた。女子800メートル予選では、ゴール前にオーストラリアの選手が接触により転倒。うつ伏せのまましばらく動けず、呆然とした様子だった。ただ、救済処置が取られ準決勝進出に。「気分が良いです!」と喜んだ。
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接触、転倒が付き物で「トラックの格闘技」とも言われる800メートル。この日の第2組では、最後のコーナーで先頭争いをしていたカトリオナ・ビセット(オーストラリア)が前のめりに転倒。うつ伏せになり、しばらく動けなかった。呆然とした様子で、他の選手がフィニッシュするころにようやく走り出した。
ガッカリした様子で他の選手に慰められていたビセットだが、準決勝進出を果たした模様だ。世界陸連(WA)公式ツイッターによると、ビセットと巻き込まれたエレナ・ベロ(イタリア)が救済された。オーストラリア紙「ジ・エイジ」も「ビセットは押し出されて倒れてしまったが、審判員の判断により準決勝に進出する」「アニタ・ホルバット(スロベニア)の手に当たってしまった。ホルバットの走路だったので、手が当たってしまったことは仕方がない」と伝えている。
失意の様子だったビセットは一転、インスタグラムに「これはドラマ? 11位だけど、アピールしたら準決勝進出となりました! 気分が良いです!」と喜びを記した。「ジェットコースターだね!」「私も嬉しい」「最高のニュース」「よくやった」とコメント欄には海外ファンからコメントが集まった。
今大会は16日(同17日)の女子1500メートル準決勝2組でもウィニー・ナニョンド(ウガンダ)が転倒。途中棄権となって号泣していたが、救済措置で決勝進出していた。その煽りを受けていた田中希実(豊田自動織機)も7着から6着に繰り上がったが、救済はされなかった。
(THE ANSWER編集部)