井上尚弥に敗れたマクドネル、壮絶減量の裏側告白「5、6回バスルームで嘔吐した」
「いつも通りに試合に臨むことができれば、自分が彼を倒していた」
そして、待っていたのは「The Monster」の猛ラッシュだった。2度のダウンでTKO負けを喫してしまった。
「リングに一旦上がれば、勝つ方法を見出せると考えていた。体のどこからかエネルギーを見つけることができると思っていた。でも、これはいい終わり方をしないなと感じ始めていた。全ては減量の最後の部分が原因だ。勝つ自信に満ち溢れていた。いつもの状態なら、彼を倒していたと今でも信じているよ」
減量ミスさえなければ、最後リングに立っていたのは自分だったとマクドネルは話していた。
「イノウエを中傷するつもりはない。でも、いつも通りに試合に臨むことができれば、自分が彼を倒していた。最初に軽いショットを頭に受けたのが、効いてしまった」
「いつもなら全く問題にならないショットだったと思う。そして、彼がラッシュを始めると、自分は避けるしかできなかった」
本調子なら井上のパワーも苦にならなかったと主張したマクドネル。この戦いでバンタム級から卒業する。一気に2階級上げる方針だ。
「フェザーに昇格する。最後のボクシングの数年間を楽しむことにするよ。フェザー級で戦える強さが欲しい。世界王者にまたなれるか、見てみたいんだ」
スーパーバンタム級よりさらに1つ上のリミット57.1キロの世界に身を投じることを決めたマクドネル。井上戦で味わった悔しさをフェザーの世界で晴らすことができるだろうか。
(THE ANSWER編集部)