西村優菜、母の日&父の日V 父の「何もないんか!」に発奮「両親のおかげで今がある」
世界ランクで海外メジャーへ出場へ
冷静かつ緻密なプレー。2008年の三塚優子がマークした16アンダー(茨城・美浦GC)を上回る大会新記録で、12アンダーの大会コース記録も更新した。勝つべくして勝った状況だが、西村は昨年9月のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン以来、約9か月ぶりの優勝を「長く感じてしました」と打ち明けた。
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「調子がいいのに、優勝争いをして勝てないことに悩みました。特にプレーオフで勝てなかった(今年4月の)KKT杯バンテリンレディスは辛かったです」
それだけに、森田、佐藤心結と同じ11アンダーで迎えた最終日は、「絶対に自分が勝つ」と強い気持ちで臨んでいた。しかも、後半にスコアを伸ばす展開。現在の世界ランクは49位のため、今月末に50位以内で確定する全英女子オープン、エビアン選手権の出場権獲得にも大きく前進した。
「海外メジャー出場は今年の目標にしてきたことなので、行けたらうれしいです。海外メジャーで優勝することは、プロになる前からの目標です」
前々週の全米女子オープンは、好調を維持しながら予選落ちした。悔しさを抱えながらのつかんだ優勝。21歳の西村は「世界」を意識しながら、さらなるレベルアップを図る。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)