井上尚弥は「私の目にはスーパースター」 “ドネアに勝った男”が更なる人気へ持論
ボクシングのWBAスーパー&WBC&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は、権威ある米専門誌「ザ・リング」のパウンド・フォー・パウンド(PFP)で日本人初の1位に選出された。7日に行われたノニト・ドネア(フィリピン)との3団体統一戦で2回TKO勝ちを収め、圧倒的な強さを評価されたが、かつてドネアを倒した男は更なる世界的スターになるための持論を展開している。
2018年にドネアを破ったフランプトン氏が井上に言及
ボクシングのWBAスーパー&WBC&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は、権威ある米専門誌「ザ・リング」のパウンド・フォー・パウンド(PFP)で日本人初の1位に選出された。7日に行われたノニト・ドネア(フィリピン)との3団体統一戦で2回TKO勝ちを収め、圧倒的な強さを評価されたが、かつてドネアを倒した男は更なる世界的スターになるための持論を展開している。
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22年のプロキャリアで49勝7敗の戦績を誇るドネア。井上に2敗を喫する直前に黒星をつけたのは“ジャッカル”の異名で知られた元2階級制覇王者のカール・フランプトン氏(英国)。2018年4月21日にベルファストで行われたWBO世界フェザー級暫定王座決定戦で、ドネア相手に判定勝ちを収めている。
フランプトン氏は英地元紙「ベルファスト・テレグラフ」のコラムで、井上とドネアの3団体統一戦を中継で観戦したことを明かしている。
「すべてのボクシングファン同様に、私はナオヤ・イノウエとノニト・ドネアのリマッチを見るために、火曜日のランチタイムにチャンネルを合わせた。ノニトには残念に思う。彼は好調で、木曜日の朝にもビデオ電話で話していたんだ」
かつて拳を交えたドネアと戦前に話していたことを明らかにしたフランプトン氏は「イノウエは世界で最もエキサイティングなファイターの1人」とモンスターの強さを評価。これからさらに世界的なスターと認識されるための持論を展開している。
「日本人にとって、イノウエは相当なスーパースターだろう。彼が東京の街を普通に歩くことができるのか私にはわからない」と日本での絶大な人気を想像しているフランプトン氏。日本人である井上が欧州圏でもより人気を集めるためには英語を習得し、階級を上げる必要があることに言及。「(そうした弊害が)残念なことだが、事実として存在する」と語っている。
それでもフランプトン氏は「欧米の人々はカネロをスーパースターだと認識している。しかし、ボクシングファンの間ではイノウエもそうなのだ」「私の目には彼もノニトもスーパースターなのだが」と両雄のスター性を高く評価していた。
(THE ANSWER編集部)