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宮里藍、中3から知る同い年の2位藤田さいきを称賛「彼女は希望。グッときて泣きそうに」

国内女子ゴルフツアーの宮里藍サントリーレディス最終日が12日、兵庫・六甲国際GC(6527ヤード、パー72)で行われた。優勝は4位から出て68で回って通算12アンダーの山下美夢有(加賀電子)でツアー3勝目。単独首位から出た藤田さいき(チェリーゴルフ)は73で回って通算11アンダーと届かず、10年239日ぶりとなるツアー6勝目を逃した。だが、大会アンバサダーの宮里藍は、同じ36歳で最後まで気持ちを込めた藤田を「かっこよかった」と称賛した。(取材・文=THE ANSWER編集部・柳田 通斉)

表彰式でスピーチする宮里藍さん【写真:Getty Images】
表彰式でスピーチする宮里藍さん【写真:Getty Images】

宮里藍サントリーレディス最終日

 国内女子ゴルフツアーの宮里藍サントリーレディス最終日が12日、兵庫・六甲国際GC(6527ヤード、パー72)で行われた。優勝は4位から出て68で回って通算12アンダーの山下美夢有(加賀電子)でツアー3勝目。単独首位から出た藤田さいき(チェリーゴルフ)は73で回って通算11アンダーと届かず、10年239日ぶりとなるツアー6勝目を逃した。だが、大会アンバサダーの宮里藍は、同じ36歳で最後まで気持ちを込めた藤田を「かっこよかった」と称賛した。(取材・文=THE ANSWER編集部・柳田 通斉)

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 山下の優勝会見が終わると、宮里が大会を総括した。山下については、「コースマネジメントが徹底していますね」と評価。その上で「私が20歳の時は、ピンを狙ってばかりいました。でも、山下さんは難しい状況になると、頭の切り替えできていますし、若さだけでないものを感じます」と印象を口にした。

 藤田のことを聞かれると、少し熱い口調になった。

「すごく頑張っていましたよね。想像ですが、(年齢的に)体の感覚が日に日に変わると思います。惜しくも2位でしたが、17番のバーディーが入った時のガッツポーズにグッときて、泣きそうになりました。かっこよかったです」

 宮里と藤田は、中3で初めて顔を合わせている。藤田は宮里より10年遅れの14歳でゴルフを始めているが、すぐに力をつけて半年後には全国大会に出場。同組になった宮里を飛距離で圧倒している。当時のことを覚えている宮里は言った。

「やっぱり、飛距離の印象が一番強かったですね。でも、それを今も生かしていることがすごいなと思います。(ベテランながら一線で戦えている)数少ない選手という認識はありますし、希望です。同世代の選手には刺激になりますし、続く選手も出てくると思います。そういう意味でも、大きな2位だと感じています」

 宮里自身は2017年シーズン限りでツアーを引退した。その後、結婚して、昨年12月には第1子の女児を出産。だが、自身が憧れてきたアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)は、子育てをしながらも競技を再開し、前週の全米女子オープン出場も果たした。

 将来的に宮里にもカムバックの可能性はあるのか……。それを問うと、「全くないですね」と笑顔で否定した。

(THE ANSWER編集部)


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