「ホンマにそんなタイムで…」 大学2年生・山本亜美、過去の自分に勝った400m障害V2
7月のオレゴン世界陸上の代表選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権最終日が12日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた。女子400メートル障害決勝では山本亜美(立命大2年)が56秒38の自己ベストで2連覇を飾った。
陸上・日本選手権
7月のオレゴン世界陸上の代表選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権最終日が12日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた。女子400メートル障害決勝では山本亜美(立命大2年)が56秒38の自己ベストで2連覇を飾った。
強いレースで連覇を飾った。後半が強い山本は前半から飛ばし、宇都宮絵莉とのマッチレースに。直線でも失速せず、振り切った。表情をくしゃくしゃにして喜んだ大学2年生は、連覇について「大満足です!」と笑みをふりまいた。
「予選を走っている感じ、前半はもうちょっと飛ばしてもいけるかなと思った。後半もしっかりと走れたので良いレースになった」
初めて57秒の壁を破り、昨年この大会で出した自己ベストを更新する56秒38。「過去の自分に勝てないのが一番嫌だった」という山本。「よく考えたらこの1年自己ベスト出せていないと決勝前に思った。ここで出せなかったら、あまり出す機会がない。絶対に56秒台出す」と思っていたが、タイムには驚き。
「ホンマにそんなにタイム良く走れて良かったです!」と明るい関西弁で感情を表現した。
今後の課題は走力強化。現在は400メートルが54秒台中盤~後半といい、「それを53秒で走らないと(400メートル障害も)伸びない。400メートルを速くなるためにも200メートルを速くならないと」と見据えた。
「来年もこの自己ベストを超えられるように1年間、頑張りたい」。最後まで笑みを絶やさず、さらなる進化を誓った。
(THE ANSWER編集部)