問題児カシメロが懲りずに遠吠え ドネアの敵討ちに立候補「心配するな、復讐するぞ」
ボクシングのWBAスーパー&WBC&IBF世界バンタム級王座統一戦(7日・さいたまスーパーアリーナ)は井上尚弥(大橋)が2回TKO勝ち。難敵ノニト・ドネア(フィリピン)を下して日本人初の3団体統一を成し遂げた。4団体統一に一歩前進したが、戦う土俵にすらいない前WBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)は「ドネアよ、心配するな。復讐するぞ」と懲りずに遠吠えしているという。母国メディアが報じている。
王座奪還の機会をWBO会長に懇願も
ボクシングのWBAスーパー&WBC&IBF世界バンタム級王座統一戦(7日・さいたまスーパーアリーナ)は井上尚弥(大橋)が2回TKO勝ち。難敵ノニト・ドネア(フィリピン)を下して日本人初の3団体統一を成し遂げた。4団体統一に一歩前進したが、戦う土俵にすらいない前WBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)は「ドネアよ、心配するな。復讐するぞ」と懲りずに遠吠えしているという。母国メディアが報じている。
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ドネアを相手に圧勝した井上。4団体統一に期待がかかる中、フィリピンの地元メディア「GMAニュースオンライン」は「ジョンリエル・カシメロが王者ナオヤ・イノウエに挑戦状『オレ以外に勝てる奴はいない』」と題した記事を掲載。カシメロが自身のYouTubeチャンネルで叩きつけた井上への挑戦状を紹介している。
記事によると、カシメロは「勝者と敗者に別れる。それがボクシングだ。ドネアは勝つために最善を尽くした」と同胞のドネアを労った上で「ドネアよ、心配するな。復讐するぞ。フィリピン人たちはドネアに起きたことのために戦うんだ」と仇討ちを誓っていたという。
現在は王座を持っておらず、度重なる試合中止など素行問題も頻発。現状、井上と戦える可能性は限りなく低いが、フィリピンの地元紙「セブ・デイリー・ニュース」によると、カシメロはWBOのフランシスコ・バルカルセル会長にWBO王座奪還の機会を与えるようフェイスブックで懇願したという。
ただ、WBO王者ポール・バトラーは、所属する興行会社「プロベラム」を通じて「日本で試合をしたい。そう願わなければ愚か者だと思う」とコメントを発表。井上との4団体統一戦を熱望しており、カシメロには目もくれていない。
カシメロは井上と2020年に試合を行う予定だったが、新型コロナ禍の影響で中止に。その後、自身のSNSで井上を散々挑発するなど、物議を醸した。ドネアとも21年に拳を交える予定だったが、カシメロがドーピング検査拒否を示唆したことを引き金に、ドネアが試合をキャンセル。今年4月にはバトラーを相手に5度目の防衛戦が予定されていたが、規律違反により試合は中止となり、正規王座を剥奪されていた。
(THE ANSWER編集部)