井上尚弥戦に前向きな対抗王者バトラー 「自殺行為」の声も恐れず「勝てると信じる」
ボクシングのWBAスーパー&WBC&IBF世界バンタム級王座統一戦(7日・さいたまスーパーアリーナ)に勝利した井上尚弥(大橋)。強敵ノニト・ドネア(フィリピン)を2回TKOで下し、4団体統一の偉業に王手をかけたが、残るWBOのベルトを保持するポール・バトラー(英国)は所属する興行会社「プロベラム」を通じてコメント。バトラー不利を予想する声も多い中にあるが「俺は勝てると信じてリングに上がる」「そして4団体統一王者になる」と宣言している。
3団体統一した井上、残るWBOのベルトはバトラーが保持
ボクシングのWBAスーパー&WBC&IBF世界バンタム級王座統一戦(7日・さいたまスーパーアリーナ)に勝利した井上尚弥(大橋)。強敵ノニト・ドネア(フィリピン)を2回TKOで下し、4団体統一の偉業に王手をかけたが、残るWBOのベルトを保持するポール・バトラー(英国)は所属する興行会社「プロベラム」を通じてコメント。バトラー不利を予想する声も多い中にあるが「俺は勝てると信じてリングに上がる」「そして4団体統一王者になる」と宣言している。
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ドネアを圧倒した井上。日本人初の3団体王座統一に成功し、夢の4団体統一も見えてきた。対抗王者のバトラーはコメントを発表し、井上との対戦についても歓迎している。「イノウエ―ドネア戦を見るのは緊張した。(自分と)イノウエとの試合がどれだけ大きなものになるか分かっていたから、彼に勝ってほしかったんだ」と、井上の勝利を願っていたとも明かしている。
バトラー不利を予想する声も多いが、「(井上との)試合についての数々のコメントや予想を読んだ。すでに『バトラーの自殺行為』『井上尚弥が圧勝する』などと言われているし、『引導を渡す』試合になることには同意するよ」と受け止めている様子。ただ、負ける気は一切ない。
「彼(井上)は強烈なパンチを持っているけど、起こり得る最悪の事態は何だ? 彼が自分をKOすること。KOされたことは以前にもある。これは明確にしておきたい」と、KOされることを恐れてはいないことをアピール。さらに「俺は勝てると信じてリングに上がる。いつものように、試合には勝てるし、そして4団体統一王者になる」と宣言している。
バトラーはジョナス・スルタン(フィリピン)との暫定王座決定戦に判定勝ち。5月に前WBO王者カシメロが規定違反を原因に王座を剥奪されたことにより、正規王者に昇格した。「拳がうずいたから、月曜日の夜に世界王者になって以降初めてのジムセッションをやった。試合が決まるまでは1日1、2回のセッションを続けていくと思う」ともコメントしている。
井上陣営は国内外にかかわらず、年内の4団体統一戦開催を実現させる方針。4団体統一戦が実現しなければスーパーバンタム級に上げる方針は変わらないが、強気のバトラーの姿勢から対戦の期待も高まる。
(THE ANSWER編集部)