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井上尚弥の圧勝に敵地フィリピンメディアも驚愕「これでドネア引退か? 解説者は…」

ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が7日、さいたまスーパーアリーナでWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)に2回1分24秒TKO勝ちし、日本人初の3団体王座統一に成功。4団体統一の偉業に王手をかけた。ドネアの母国、フィリピンメディアは「イノウエは強すぎた」「リングインの時間の方が長かったのではないか」などと驚愕している。

ノニト・ドネアに2回TKO勝ちした井上尚弥【写真:荒川祐史】
ノニト・ドネアに2回TKO勝ちした井上尚弥【写真:荒川祐史】

ドネアの母国メディアも続々報道「サイタマでドラマは生まれなかった」

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が7日、さいたまスーパーアリーナでWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)に2回1分24秒TKO勝ちし、日本人初の3団体王座統一に成功。4団体統一の偉業に王手をかけた。ドネアの母国、フィリピンメディアは「イノウエは強すぎた」「リングインの時間の方が長かったのではないか」などと驚愕している。


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 わずか264秒の超高速決着だった。初回終了間際にダウンを奪った井上。2回はロープ際に追い込み、猛ラッシュを浴びせた。2度目のダウンを決めると、レフェリーが試合を止める。2年7か月ぶりの再戦があっという間に終結した。

 難敵ドネアをいとも簡単に退けた井上。各フィリピンメディアもモンスターの強さに驚愕の様子だ。地元紙「ザ・フィリピンスター」の公式サイト「フィルスター.com」は「イノウエは強すぎた」との見出しで記事を掲載。「サイタマでドラマは生まれなかった」「イノウエのリングインの時間の方が長かったのではないか」などと称賛した。

 地元紙「マニラ・ブレティン」は「(前回対戦)より危険でより爆発的になったイノウエが圧倒してドネアを殺しにかかった」「イノウエが因縁のライバル関係に終止符を打った」と報じ、12ラウンドを戦った2019年の第1戦とは対照的な試合展開になったことを伝えた。

 フィリピンのテレビ局「ABS-CBN」は39歳ドネアの進退について言及。「これでドネアのキャリアは終わりなのか? 解説者はそう思っている」と見出しを打って、フィリピン人アナリストのエド・トレンティーノ氏のコメントを掲載。同氏は「イノウエに圧倒された。我々が今まで見なかったドネアの光景」「ドネアはもう39歳だ、彼は父親としての時間も取らないといけない」などと語っているという。

(THE ANSWER編集部)


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