「感動的だ」 全仏V王手ナダル、ライバル棄権で取った行動に海外称賛「レジェンド」
テニスの全仏オープン男子シングルス準決勝が3日に行われ、ラファエル・ナダル(スペイン)が14度目の大会制覇に王手をかけた。アレキサンダー・ズベレフ(ドイツ)から第1セットを7-6で先取し、6-6の第2セット途中に相手が右足首負傷で途中棄権。ナダルが“気遣い”を見せた動画を欧州メディアが公開すると、海外ファンから「感動的なシーン」と注目を浴びた。
対戦相手が負傷棄権、ナダルが取った行動とは
テニスの全仏オープン男子シングルス準決勝が3日に行われ、ラファエル・ナダル(スペイン)が14度目の大会制覇に王手をかけた。アレキサンダー・ズベレフ(ドイツ)から第1セットを7-6で先取し、6-6の第2セット途中に相手が右足首負傷で途中棄権。ナダルが“気遣い”を見せた動画を欧州メディアが公開すると、海外ファンから「感動的なシーン」と注目を浴びた。
ナダルの人柄が表れた。治療からコートに戻ってきたズべレフ。松葉杖で歩く姿の隣には、ナダルが寄り添っていた。ゆっくりとスピードを合わせ、一緒に審判のもとへ。棄権を告げたライバルと抱擁し、頬を叩いて慰めたようだ。会場はスタンディングオベーション。万雷の拍手が降り注いだ。
一連の動画を公開したのは、欧州衛星放送「ユーロスポーツ」公式インスタグラム。「アレクサンダー・ズベレフが棄権したので、準決勝はすぐ終わった。ナダルにとって14度目の全仏決勝となった」と文面で紹介した。海外ファンからは「ラファはレジェンドだ」「ラファがエスコートしている」「感動的なシーン」と称賛の声が上がったほか、「早く良くなって戻ってきてね」「胸が張り裂けそうな光景」「残念だ。可哀相」とズべレフを労わるコメントが相次いだ。
全仏ではひと際強さを誇るナダルは2年ぶり14度目の優勝へ、5日の決勝でキャスパー・ルード(ノルウェー)と対戦する。
(THE ANSWER編集部)