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小祝さくら、V賞金1800万円のまさかの使い道「ぬいぐるみ10体…何万円にもなるので」

米女子ツアーの渋野日向子、古江彩佳から「刺激を受けている」

 9か月ぶりの優勝。その間に稲見萌寧、西郷真央が優勝を重ねた。小祝は「長かったか」の問いに「いや、意外と早かった気がします」と返した。理由は昨季終了後に前コーチとの契約を終了し、新コーチが決定しないまま今季に突入したからだった。その後にネットで知り、「お試し」で指導を受けていた吉田直樹コーチと契約。自身のテーマにしていたフェード習得に取り掛かった。

「(持ち球は)もともとドローなんですけど、左への曲がりが酷くなっていました。先週もそれが出て予選落ちしたので、土、日曜に神戸に行ってコーチに習ってきました。なので、ティーグラウンドの右側に立って、アウトサイドインで左に振り切るイメージでいきました」

 初日からハマり、この日はフェアウェーキープ率100%。パットはかみ合わなかったが、初めてフェードで手にした優勝だった。

「やっぱり、3日目に8つ伸ばせて良かったと思います。ただ、アイアンはあまりよくありませんでした。このままでは、来週の全米(女子オープン)では厳しいので、しっかり調整したいです。まずは予選通過をしたいです」

 全米女子オープン(6月2~5日)出場のため、2018年から続けてきた連続出場試合記録はツアー歴代4位の「142」でストップする。区切りの試合で優勝したが、本人に特別な感慨もないようで「あっという間でした」と表現した。

 今後についても「長いシーズンですし、夏場、暑さが心配です。その中で優勝を目指して頑張りたいです」と先を見据えた。今季から米女子ツアーに本格参戦した渋野日向子、古江彩佳から「刺激を受けている」と話す24歳。マイペースにスキルを磨き、着実に上を目指す。

(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)


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