「このままでは終わる」 予選落ち続きの河本結、弟の指導で4位復調「苦しむ私を…」
女子ゴルフの国内ツアー・リゾート トラストレディス第3日が28日、山梨・メイプルポイントGC(6580ヤード、パー72)で行われた。前日悪天候で第2ラウンド(R)を持ち越した59人からプレー。その後の第3Rは、19位で出た河本結(リコー)が1イーグル、4バーディー、ボギーなしの66で通算10アンダーの4位。今季初めて最終日に上位争いに加わった。
リゾートトラストレディス第3日
女子ゴルフの国内ツアー・リゾート トラストレディス第3日が28日、山梨・メイプルポイントGC(6580ヤード、パー72)で行われた。前日悪天候で第2ラウンド(R)を持ち越した59人からプレー。その後の第3Rは、19位で出た河本結(リコー)が1イーグル、4バーディー、ボギーなしの66で通算10アンダーの4位。今季初めて最終日に上位争いに加わった。
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河本は計27ホールをプレーした。第2Rの残り9ホールでは1バーディー。ボギーは一日を通して1つもなく、「一打、一打向き合った結果です。100%、100点です」と言葉に力を込めた。
2020年から米女子ツアーに参戦したが、昨年5月のリゾート トラストレディスから国内女子ツアーに復帰。だが、スイング改造で迷路にハマった。オフは「元の自分に戻す」と決意。1日10時間の練習に取り組んだが、不振のまま今季に突入した。開幕から5戦4度の予選落ち。プライドを捨て、4月から国内男子ツアールーキーの弟・力に指導を頼んだという。
「このままでは終わるという切羽詰まった状態でした。弟も私が苦しんでいるのを側で見ていたので、100%で向き合ってくれました。言われたのは、『インパクトゾーンは長く、フォローは短く』です。それから調子が戻って、予選落ちがなくなりました。(指導ができる)弟のことは嬉しいですし、『大きくなったな』という感じです(笑)」
復活の手応えをつかんだ河本は、自身のテンションを高めながらプレーしていることも明かした。
「自意識過剰かもしれませが、『私が上にいないと盛り上がらないでしょ』という思いでいます。こうして記者の方に囲まれるもの久しぶりですし、やっとここまで戻れたという感じです」
目指してきたスイング改造は、弟の助言によって完成形に近づいているという。約3年ぶりのツアー通算2勝目に向けて「自信はない」と言ったが、「ここから実績を築いていきます。明日も100%、一打、一打に向き合います」と気持ち奮い立たせた。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)