カネロ戦ジャッジを名指しで批判 接戦判定にリング誌編集長「これはあまりに愚かだ」
ボクシングのWBA世界ライトヘビー級タイトルマッチは7日(日本時間8日)、米ネバダ州ラスベガスで行われ、挑戦者のカネロこと4団体統一世界スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)がスーパー王者ドミトリー・ビボル(ロシア)に0-3で判定負け。ジャッジ3人はいずれも「115-113」の接戦としたが、ボクシングの聖書と呼ばれる米誌「ザ・リング」のダグ・フィッシャー編集長は、ジャッジ3人の与えた序盤の4ラウンドの判定を「あまりに愚か」と批判している。
ジャッジ3人は序盤の4ラウンドでカネロにフルマーク
ボクシングのWBA世界ライトヘビー級タイトルマッチは7日(日本時間8日)、米ネバダ州ラスベガスで行われ、挑戦者のカネロこと4団体統一世界スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)がスーパー王者ドミトリー・ビボル(ロシア)に0-3で判定負け。ジャッジ3人はいずれも「115-113」の接戦としたが、ボクシングの聖書と呼ばれる米誌「ザ・リング」のダグ・フィッシャー編集長は、ジャッジ3人の与えた序盤の4ラウンドの判定を「あまりに愚か」と批判している。
体格に優れるビボル相手に終始劣勢に立たされたカネロ。11回にはビボルを肩で持ち上げるなど“らしくない”姿を見せ、苛立ちも隠しきれなかった。判定ではジャッジ3人が2ポイント差でビボルに軍配を上げた。
2013年9月のメイウェザー戦以来の黒星となったが、フィッシャー編集長はリング誌公式サイトに設けられている月曜日恒例のQ&Aコーナーで「1ラウンドから4ラウンドまでカネロ? 彼ら(ジャッジ)はボクサーの心をまたしても弄んだ」という読者からの怒りに反応。序盤の4ラウンドでカネロにフルマークを与えたジャッジ3人を名指しで非難している。
「そうだ。今回はティム・チートハム、デイブ・モレッティ、そして、スティーブ・ウェイズフィールドという札付きの連中が5月7日にまたもやしでかした。彼らはスーパースターに対して、相応しくない幸先の良いスタートをプレゼントした。これはあまりに愚かだ」
さらに、17年9月にカネロがゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と対戦した時のドロー劇にも改めて注目した。「こんな採点で彼らは、カネロ対GGGの疑惑のドローにも匹敵する論争を引き起こした」と糾弾。米メディアがゴロフキン勝利を支持する中、ドローとなった問題の一戦を再び引き合いに出した。
(THE ANSWER編集部)