プレーヤーズ委員長・青木瀬令奈は3打差2位に納得いかず「情けない」「もっといい勝負を」
女子ゴルフの国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯最終日が8日、茨城GC西C(6680ヤード、パー72)で行われた。2位から出た青木瀬令奈(フリー)は、7バーディー、3ボギーの68で通算9アンダー。優勝の山下美夢有(加賀電子)には3打届かず、2位だった。第3日終了時で山下とは6打差だったが、逆転でのメジャー初優勝を「バリバリ意識しながら」プレーしていたという。29歳でプレーヤーズ委員長の好プレーに観客は大いに沸いたが、本人は「悔しい」と繰り返した。
国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯最終日
女子ゴルフの国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯最終日が8日、茨城GC西C(6680ヤード、パー72)で行われた。2位から出た青木瀬令奈(フリー)は、7バーディー、3ボギーの68で通算9アンダー。優勝の山下美夢有(加賀電子)には3打届かず、2位だった。第3日終了時で山下とは6打差だったが、逆転でのメジャー初優勝を「バリバリ意識しながら」プレーしていたという。29歳でプレーヤーズ委員長の好プレーに観客は大いに沸いたが、本人は「悔しい」と繰り返した。
青木は山下の脅威になり続けた。1番パー4からバーディーを奪い、前半だけで3つスコアを伸ばし、スタート前の差を6打から3打に縮めた。山下にも焦りの色が出て、11番パー4ではピンを狙った第2打をグリーンオーバー。スコアを落としたが、青木もバンカーショットを寄せられず、ボギーにしてしまった。
「(競う)相手と一緒にボギーを打ってしまい、情けないと思いました」
12番パー5、15番パー3ではバーディーを奪うも、山下に入れ返された。最終的に3打差で終了。青木の気持ちの入ったプレーに観客は拍手を送り続けたが、本人は納得していなかった。
「もっと、いい勝負にして(山下を)揺るがしたかったですし、見ている方々にとって面白い展開にしかったです」
プレーヤーズ委員長に加え、大会前にはJLPGAブライトナーの1人に選出され、広報役も務めることになった。責任感にあふれる29歳は、忙しい中でもスキルを高め、再び勝利を目指す。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)