ボクシング現役世界最強カネロがまさかの敗戦 メイウェザー戦以来9年ぶり2敗目の苦杯
ボクシングのWBA世界ライトヘビー級タイトルマッチの7日(日本時間8日)、米ネバダ州ラスベガスで行われ、挑戦者のカネロこと4団体統一世界スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)がスーパー王者ドミトリー・ビボル(ロシア)に判定負け。2013年9月のフロイド・メイウェザー(米国)戦以来、キャリア61戦目で2度目の黒星(57勝39KO、2分け)。戦前で圧倒的優位とみられていたパウンド・フォー・パウンド(PFP)1位の現役最強ボクサーがまさかの結末となった。
WBA世界ライトヘビー級タイトルマッチでスーパー王者ビボルに判定負け
ボクシングのWBA世界ライトヘビー級タイトルマッチが7日(日本時間8日)、米ネバダ州ラスベガスで行われ、挑戦者のカネロこと4団体統一世界スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)がスーパー王者ドミトリー・ビボル(ロシア)に判定負け。2013年9月のフロイド・メイウェザー(米国)戦以来、キャリア61戦目で2度目の黒星(57勝39KO、2分け)。戦前で圧倒的優位とみられていたパウンド・フォー・パウンド(PFP)1位の現役最強ボクサーがまさかの結末となった。
スーパーウェルター級、ミドル級、スーパーミドル級を制したカネロは、2019年11月にライトヘビー級王座に挑戦し、WBO王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)に11回KO勝ち。4階級制覇を達成していた。ライトヘビー級の試合は2年6か月ぶりの挑戦。勝てば、WBAスーパー&IBF世界ミドル級統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との3度目の対戦が見込まれていた。しかし、この日は中盤以降、無敗王者のビボルに主導権を握られ、0-3の判定負けを喫した。
試合中には「来い、来い」と挑発し、劣勢に追い込まれた11回にはカネロがビボルを肩に持ち上げる驚きのシーンも。12ラウンド終了のゴングが鳴った後には勝利をアピールし、派手にパフォーマンスしていたが、無情な結末が訪れた。
英ラジオ局「トークスポーツ」のマイケル・ベンソン記者のツイートによると、カネロは試合後に「こういうことがボクシングでは起きるんだ。勝つか負けるか。彼は偉大なファイターだった」などと語ったという。
(THE ANSWER編集部)