稲見萌寧「ゴルフ以外の事もスッキリした」 心技体そろい始めた賞金女王が3位浮上
女子ゴルフの国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯第2日が6日、茨城GC西C(6680ヤード、パー72)で行われた。昨季賞金女王で7位から出た稲見萌寧(Rakuten)は3バーディー、2ボギーの71で通算3アンダー。首位に3打差の3位に浮上した。大半の選手が苦しんだ高速グリーンを「昨日よりも遅く感じた」と言い、巧みに対応した。首位は通算6アンダーの山下美夢有(加賀電子)で、2位には通算5アンダーで青木瀬令奈(フリー)がつけている。
国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯第2日
女子ゴルフの国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯第2日が6日、茨城GC西C(6680ヤード、パー72)で行われた。昨季賞金女王で7位から出た稲見萌寧(Rakuten)は3バーディー、2ボギーの71で通算3アンダー。首位に3打差の3位に浮上した。大半の選手が苦しんだ高速グリーンを「昨日よりも遅く感じた」と言い、巧みに対応した。首位は通算6アンダーの山下美夢有(加賀電子)で、2位には通算5アンダーで青木瀬令奈(フリー)がつけている。
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稲見が高速グリーンになじんできた。同じく3位の安田祐香に「オーガスタよりも速く感じた」と言わしめたこの日の超高速グリーンを「昨日より遅いのでは」と言った。そして、ショットの好調を喜んだ。
「昨日(の午後)は風もあって、スーッといく感じでしたが、今日はそうではなかったです。芝が伸びたからか、慣れたからかどっちか分かりませんけど(笑)。それに昨日、今日と本当にティーショットの調子が良くて、フェアウェーから(第2打を)打てることが大きいです。外れたのは(14ホール中)昨日と同じ2回で、1回はセミラフでした」
ショット、パットの好調でメンタルも充実している。理由は「ゴルフ以外のこともスッキリしたので」と言った。紆余曲折を経て、昨季までのトレーナーと再契約に至ったことで、「ちょっとずつ、自分の思うように体が動かせるようになりました」とニコリ。
その上で「ここのコースは『勝ちたい』という気持ちが出ると、逆に苦しくなります」と分析し、「冷静にやっていきたいです。ボギーを1つ打っても、しょうがないという気持ちで。耐えていれば、上位にいられると思うので」と前を見据えた。
初日、64の大会コースレコードを出して首位に立った山下が74とスコアを落としたことで、稲見は3打差に迫った。心技体がそろってきた昨季賞金女王が、残り2日で「怖い存在」になりそうだ。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)