超イーグルで逆転Vの西郷真央、ジャンボ尾崎が「トップ」と評価の“ゴルフ脳”フル回転
苦しい前半もパー9つ、狙い目12番でバーディー奪取
大会前から「調子がいいという感じはない」と言っていた。第2日までは、ドライバーショットは「原因不明」の不調。この日も前半9ホールで3度もショットをガードバンカーに入れた。その全てをサンドセーブ。バーディーチャンスは外れたが、パーを9つ並べた。
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この時点で、スコアを2つ伸ばしたテレサとは4打差があった。「今日はテレサの日」と思われたが、西郷は少しもあきらめてはいなかった。
「風が強いから、何があるか分からない。今はチャンスが来るのを待つしかない。第2打でグリーン近くまで運べる12番パー5が最初の狙い目だ」
予想は当たり、10番パー4でテレサの第2打が風に乗って、グリーンオーバーしてボギー。そして、西郷はターゲットにしていた12番で、残り230ヤードからフォローの風を生かして2オンに成功。ここで初めてのバーディーを奪った。対して、テレサは13番パー3でもスコアを落とし、瞬く間に差は「1」になった。
続く14番パー4。西郷は第1打を左ラフに打ち込んだ。グリーンへのライン上で木が2本あり、第2打で「上を越すか」で悩んだ結果、6番アイアンで転がしてグリーン手前に転がすことを選択。残り53ヤードからの第3打を58度のウエッジでピン2メートルにつけて、パーセーブに成功した。
「アゲインストなので無理せず、アプローチができる場所に置きました。その方がパーセーブする確率が高いと思いましたので」