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世界陸上前にまず1勝 2度目の100m9秒台へ、小池祐貴の挑戦「自分の体に耳を傾けて」

「世界レベルは大体そう」、小池が目指す“外国人仕様”とは

 日本人選手は海外で戦う際、前半に飛び出して後半に粘るタイプが多い。しかし、後半に巻き返す小池は海外選手に似ている。「世界大会の決勝レベルの選手は大体そうですよね」と“外国人仕様”についてこう語った。


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「データを見ると、6~70メートルを意識した方がタイムがいい。データを信じてこの方向でいこうとなった。自分の長所を生かすようにして、短所は調子が良ければなんとかなる。感覚的には間違いない。トップスピードの高さが僕にとって一番大事。形が決まってきたので、それをやっていく」

 トップスピードも海外選手並みのレベルを目指しているという。

 24日の出雲陸上決勝を10秒18で制した桐生祥秀(日本生命)は、右ハムストリングの違和感で欠場。昨年大会覇者で9秒95の日本記録保持者・山縣亮太(セイコー)は、右膝の手術明けで出場を見送った。今季は世界陸上のほか、9月にアジア大会が開催される。男子短距離は5月8日のセイコーゴールデングランプリ(東京・国立競技場)などが行われ、6月9日開幕の日本選手権(大阪)で代表権を争う。世界陸上の参加標準記録は10秒05だ。

「体の調子は悪くない。落ち着いて自分のレーンだけを見てやりたい。世界選手権のファイナルを見据えている。代表は(200メートルと)どっちも獲って種目を選んでいきたい」

 次戦は5月3日の静岡国際(静岡・エコパスタジアム)。「自分の走りをして勝つのが大事。自分の体に耳を傾けてやっていきたい」。2度目の9秒台、山縣亮太の日本記録9秒95の更新へ力を込めた。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)


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