ゴロフキン次戦は「年末にカネロ戦」と陣営明言 過去2戦は疑惑判定&薬物騒動で物議
ボクシングのWBAスーパー・IBF世界ミドル級(72.5キロ以下)王座統一戦が、9日にさいたまスーパーアリーナで開催され、IBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)がWBAスーパー王者・村田諒太(帝拳)に9回TKO勝ち。王座統一を果たした(IBFは2度目の防衛)。プロモーターのトム・ロフラー氏は、会場で「THE ANSWER」の単独取材に応じ、3団体統一王者の注目の次戦は年末に4階級世界王者のカネロこと、サウル・アルバレス(メキシコ)戦になる見通しを明かした。
プロモーターのロフラー氏が単独取材に明かす「カネロが次戦勝てばGGG戦になる」
ボクシングのWBAスーパー・IBF世界ミドル級(72.5キロ以下)王座統一戦が、9日にさいたまスーパーアリーナで開催され、IBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)がWBAスーパー王者・村田諒太(帝拳)に9回TKO勝ち。王座統一を果たした(IBFは2度目の防衛)。プロモーターのトム・ロフラー氏は、会場で「THE ANSWER」の単独取材に応じ、3団体統一王者の注目の次戦は年末に4階級世界王者のカネロこと、サウル・アルバレス(メキシコ)戦になる見通しを明かした。
さいたまスーパーアリーナで繰り広げられた激闘をリングサイドから見守ったロフラー氏は、40歳で強さを改めて示したゴロフキンの次戦について明かした。
「トリプルジー(GGG=ゴロフキンの愛称)はムラタを倒して、新たなベルトを手にした。カネロが次の試合に勝てば、次戦はGGG―カネロ戦になるだろう。すべての方向性がこのメガマッチ実現に向けて進んでいる。人々は3戦目を期待している。過去2試合はいろいろと大きな話題になった。かなり間隔は空いてしまったが、年末に開催されるだろう」
5月7日に予定されるWBA世界ライトヘビー級王者ドミトリー・ビボル(ロシア)とのタイトル戦でカネロが勝利した場合、因縁の3戦目が実現する流れという。
2人は2017年9月16日に統一戦で初めて激突。メディアや関係者がゴロフキン勝利との見方が大勢を占める中、ドローに。その後のドーピング検査でカネロに陽性反応が出たことも波紋を広げた。第2戦は2018年9月。カネロが判定勝ちとされたが、メディアや識者はゴロフキン勝利を支持する騒動に。実現すれば、今年のボクシング界最大の激突になる。
一方、圧倒的な強さと紳士ぶりでアリーナのファンから喝采も浴びてゴロフキンは、今回の来日で日本愛を深めたという。
ロフラー氏は「アリーナの雰囲気は素晴らしかった。日本でも素晴らしい対応をしていただいた。日本のボクシングファンやメディアからもリスペクトを受けた」と感謝。「日本で示された深い敬意こそがGGGがいかに国際的な存在であるかを示したと思います。GGGも日本で受けた愛情についても感謝の思いを口にしています。また日本で戦えればいいですね」と話していた。
(THE ANSWER編集部)