いわき出身の岸部桃子3位浮上 キャディーは苦楽を共にした妹「今も一緒に住んでます」
国内女子ゴルフツアーの富士フイルム・スタジオアリス女子オープン第2日が9日、埼玉・石坂GCで行われた。27位から出た岸部桃子(塩田建設)は、7バーディー、2ボギーの67で回って通算6アンダー。首位で通算8アンダーの鈴木愛に2打差の3位につけた。福島県いわき市の出身で、2011年に発生した東日本大震災で被災。今大会では、妹でティーチングプロの岸部華子がキャディーを務めており、苦楽を共にした姉妹でツアー初優勝を目指す。2位は通算7アンダーの大里桃子、岸部と同じ3位には上田桃子もつけている。
富士フイルム・スタジオアリス女子オープン
国内女子ゴルフツアーの富士フイルム・スタジオアリス女子オープン第2日が9日、埼玉・石坂GCで行われた。27位から出た岸部桃子(塩田建設)は、7バーディー、2ボギーの67で回って通算6アンダー。首位で通算8アンダーの鈴木愛に2打差の3位につけた。福島県いわき市の出身で、2011年に発生した東日本大震災で被災。今大会では、妹でティーチングプロの岸部華子がキャディーを務めており、苦楽を共にした姉妹でツアー初優勝を目指す。2位は通算7アンダーの大里桃子、岸部と同じ3位には上田桃子もつけている。
【PR】ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額で国内外の世界最高峰サッカーコンテンツが視聴可能に!
岸部は妹の華子と一緒と戦っていた。2歳下で、日本女子プロゴルフ協会のティーチングプロだ。岸部は妹への感謝を込めて言った。
「この試合は前から妹がキャディーをやってくれることになっていました。今も一緒に住んでいますし、私を知り尽くしていて、いいタイミングで水をくれたりしました。メンタル的に助かりました」
バーディーを奪うと共に笑顔になり、かつてツアープロを目指した華子も「楽しい」と喜んだ。東日本大震災での被災から11年、プロテスト合格して10年の岸部は今季好調でこの日もベストスコアタイの67。会心の18ホールを「武器であるアプローチ、パットが決まりました。(予選落ちした)前の2週も内容は悪くなかったので、簡単なミスをなくすことに気を付けて、調子が戻ってきました」と振り返った。
そして、リーダーズボードを見ると、2位大里桃子、3位上田桃子、岸部桃子と「桃子」が並び、岸部は初めての最終日最終組を大里と回ることになった。ちなみに、岸部の名前の由来は「中国で桃が縁起がいいということで」という。
「いい位置で緊張すると思いますが、また、妹と楽しくやれたらと思います」
3月16日、宮城県と福島県で最大震度6強の地震を受けた家族も、岸部の頑張りが支えになっている。近くにいる妹、愛する故郷のパワーも力に頂点を目指す。
(THE ANSWER編集部)