「瀬戸際でワケ分からない記録が出る」 東京五輪銀の日大・本多灯が語る大学スポーツの魅力
一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)は3月28日に「UNIVAS AWARDS 2021-22」のオンライン表彰式を開催。競技成績のみならず、学業充実や安全安心、大学スポーツの盛り上げ等に著しい成果を挙げ、協会の理念の体現に貢献をした学生アスリートやスポーツに関わる学生、OB・OG、指導者、団体を表彰した。昨夏の東京五輪・競泳男子200メートルバタフライで銀メダルを獲得した本多灯(日大新3年)は特別賞を受賞。式典後に飛躍の年となった1年、大学スポーツの魅力などについて語った。
「UNIVAS AWARDS 2021-22」で特別賞を受賞
一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)は3月28日に「UNIVAS AWARDS 2021-22」のオンライン表彰式を開催。競技成績のみならず、学業充実や安全安心、大学スポーツの盛り上げ等に著しい成果を挙げ、協会の理念の体現に貢献をした学生アスリートやスポーツに関わる学生、OB・OG、指導者、団体を表彰した。昨夏の東京五輪・競泳男子200メートルバタフライで銀メダルを獲得した本多灯(日大新3年)は特別賞を受賞。式典後に飛躍の年となった1年、大学スポーツの魅力などについて語った。
本多は東京パラリンピックの陸上400メートルユニバーサルリレーで銅メダルを獲得した大島健吾とともに登壇。UNIVAS副会長の元マラソンランナー・有森裕子さんから記念メダルを授与された。「今はコロナもあって不安が大きいと思うけれど、スポーツはそういったものも吹き飛ばせるほど強い力がある。それを信じ、楽しんでやっていきたい」と明るく話した。
表彰式後に取材に応じた本多は、19歳で銀メダリストとなった2年生を振り返り「学生生活で最高の1年でした」と振り返りつつ、翌年以降が重要であると気を引き締めた。
「(銀メダルは)知らない世界で緊張することもなくできた。ただ、1度成功することはできても、2年目が重要だとすごく感じています。今年は世界水泳やアジア大会、インカレもある。瀬戸選手や萩野選手のような(2年目以降も)しっかり結果を出せる選手が活躍している。そういった選手に近づけるように、次の1年をやり通したいと思う」
五輪メダリストとなった反響は「ぶっちゃけて言うと、そんなに大きくない」と笑う。「大学の同期はいい意味でも褒めてくれないというか、普段通り接してくれる。調子に乗らずにいられることが今も状態よくいられる要因。仲間に恵まれていると思います」。むしろ、女子個人メドレーで2冠を達成した大橋悠依らに刺激を受け、さらに向上心が高まっている。
「東京五輪は表彰台を狙って戦っていましたが、大橋選手や柔道で大勢の選手が金メダルを獲って、僕もその一員になりたいと強く感じました。銀メダルでも凄いのかもしれないけれど、金メダルは僕の夢ですし、達成したい」