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マラソン一山麻緒&鈴木健吾、夫婦で世界陸上代表入り「2人で行きたいねと話してた」

7月のオレゴン世界陸上マラソン日本代表に内定している男子の鈴木健吾(富士通)、女子の一山麻緒(ワコール)が29日、オンラインで取材に応じた。昨年12月に結婚を発表した2人。夫婦で代表入りし、世界の舞台を見据えた。

一山麻緒(左)と鈴木健吾(3月6日撮影)【写真:浜田洋平】
一山麻緒(左)と鈴木健吾(3月6日撮影)【写真:浜田洋平】

オンライン会見

 7月のオレゴン世界陸上マラソン日本代表に内定している男子の鈴木健吾(富士通)、女子の一山麻緒(ワコール)が29日、オンラインで取材に応じた。昨年12月に結婚を発表した2人。夫婦で代表入りし、世界の舞台を見据えた。


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 一山は昨年東京五輪で8位に入り、日本人では2004年アテネ五輪金メダルの野口さん以来となる入賞を果たした。自己ベストは2020年3月名古屋ウィメンズでマークした日本歴代4位の2時間20分29秒(女子単独開催レースのアジア記録)。4月から所属が資生堂に移籍し、拠点も夫と同じ関東となる。この日はオンラインで会見し、こう語った。

「世界選手権の代表になれて嬉しく思います。目標は昨年の五輪で8位だったのですが、あまり満足することができなかったので、世界選手権ではそれ以上の順位を目指して頑張っていきたい。(移籍は)結婚を機に関東で新しい拠点を探した時に資生堂さんの魅力に惹かれて決めました。

 心機一転、この1年は初めてのことばかりだと思うけど、新しいスタートがとても楽しみです。(夫婦での出場に)今年は2人で世界選手権に行きたいねと話していたので、2人で一緒に行くことができて凄く嬉しく思いますし、2人で世界選手権に向けて立てた目標を達成できるようにしたい。(鈴木には)初めての世界選手権なので思い切り走ってほしい」

 6日の東京マラソンでは、鈴木は自身の日本記録(21年2月びわ湖毎日:2時間4分56秒)に次ぐ日本歴代2位の2時間5分28秒で4位。一山が2時間21分2秒の6位に入り、夫婦そろって男女の日本人トップだった。2人の合計タイム4時間26分30秒は、夫婦の同一大会最速のギネス記録(4時間27分5秒)を上回った。

 鈴木は「内定にとても嬉しく思います。初めての日本代表なのでとてもワクワクしていますし、しっかり当日までに準備をしていきたい。最大の目標は表彰台。先頭集団に果敢にチャレンジする走りをしていけたら」とコメント。「しっかり攻めた走りをして恐れずにいきたい」と力を込めた。妻が同じ関東を拠点にすることには「より2人で高め合っていければと思う。2人で頑張っていけたら」と話した。

 日本陸上競技連盟はこの日の理事会を終え、世界選手権代表の追加発表した。男子は鈴木のほか、星岳(コニカミノルタ)、西山雄介(トヨタ自動車)。女子は一山のほか、松田瑞生(ダイハツ)、新谷仁美(積水化学)が選ばれた。

(THE ANSWER編集部)




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