宇野昌磨、ずっと表彰台で「見下ろされた男」に仏紙脚光「2019年は巨大なスランプに」
フィギュアスケートの世界選手権男子フリー(FS)が26日、フランス・モンペリエで行われ、男子ショートプログラム(SP)首位の宇野昌磨(トヨタ自動車)が202.85点、合計312.48点で初優勝を飾った。フランス地元紙は「表彰台で見下ろされてきた男が初のビッグタイトルを掴んだ」などと報道。24歳の悲願に注目した。
宇野昌磨の世界選手権Vに「レキップ」も注目
フィギュアスケートの世界選手権男子フリー(FS)が26日、フランス・モンペリエで行われ、男子ショートプログラム(SP)首位の宇野昌磨(トヨタ自動車)が202.85点、合計312.48点で初優勝を飾った。フランス地元紙は「表彰台で見下ろされてきた男が初のビッグタイトルを掴んだ」などと報道。24歳の悲願に注目した。
フランス紙「レキップ」は宇野の記事を掲載。「彼は何年も表彰台の上で頂点を見上げてきた。過去の五輪で2度のメダリスト、世界選手権2度準優勝のショウマ・ウノが初のビッグタイトルを勝ち取るチャンスを物にした」と紹介した。
世界選手権、グランプリ(GP)ファイナルはともに2度の2位で「シルバーコレクター」と称されたこともあった。自己ベストとなる世界歴代3位の310.48点で優勝。記事では、平昌五輪銀メダル後の苦しみにも触れた。
「2019年にウノは巨大なスランプに陥った。2006年五輪準優勝のステファン・ランビエールとともに、彼はスイスで自らを再建した。昨日、ボレロは完璧である必要はなかった。だが、5本の4回転ジャンプに颯爽と挑戦したのだ」
高難度のプログラムをやり遂げ、指導を受けるランビエールコーチとともにたどり着いた栄光。キス・アンド・クライでは同コーチから熱烈なハグを受けた。北京五輪は銅メダルを獲得。師弟関係も脚光を浴び、苦難を乗り越えた日本のスケーターがフランスにも発信された。
(THE ANSWER編集部)