ロシア不在の異例フィギュア世界選手権 米名物記者は坂本花織&樋口新葉の1、2位予想
フィギュアスケートの世界選手権(フランス・モンペリエ)は23日に開幕する。ロシア勢が出場できない異例の今大会。北京五輪で金、銀メダルを独占したアンナ・シェルバコワ、アレクサンドラ・トルソワらが不在となる女子シングルについて、米国の名物記者は坂本花織(シスメックス)、樋口新葉(明大/ノエビア)の1、2位独占を予想している。
ジャッキー・ウォン氏が展望、2014年浅田真央以来の金メダル獲得なるか
フィギュアスケートの世界選手権(フランス・モンペリエ)は23日に開幕する。ロシア勢が出場できない異例の今大会。北京五輪で金、銀メダルを独占したアンナ・シェルバコワ、アレクサンドラ・トルソワらが不在となる女子シングルについて、米国の名物記者は坂本花織(シスメックス)、樋口新葉(明大/ノエビア)の1、2位独占を予想している。
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フィギュア界の米名物記者のジャッキー・ウォン氏は、自身の公式サイト「ロッカースケーティング」で世界選手権の展望を掲載した。「五輪後に開催される世界選手権は様々な理由で異例である。モチベーションも様々、準備のレベルもバラバラだ」と指摘。その上で、「ロシア勢の圧勝が普通だった従来とは異なり、2014年のマオ・アサダ以来の金メダルに日本人が輝く可能性が大きく存在している」と分析した。
ウォン氏が金メダル候補に挙げたのが坂本。北京五輪で銅メダルを獲得した21歳に対して、「五輪でサプライズの銅メダルを獲得した彼女は、優勝の可能性が大きく存在している。彼女のプログラムはどのシーズンにおいても開花している。自由で感情豊かな滑りなのである」と評価した。
続いて銀メダルに予想したのが五輪で5位入賞を果たした樋口。「五輪でトリプルアクセルを成功させた5人のうちの1人として出場する世界選手権。サカモトと互角に戦えるかはトリプルアクセルの安定感にかかっている」とつづって、トリプルアクセルの完成度に注目。銅メダルには16歳アリサ・リウ(米国)を挙げ、以下、ユ・ヨン(韓国)、ルナ・ヘンドリクス(ベルギー)らを推した。
世界選手権の女子シングルで最後に優勝した日本人選手は14年の浅田真央までさかのぼる。ロシア勢が不在の中で行われる今大会だが、8年ぶりの日本人の金メダル獲得なるか。
(THE ANSWER編集部)