開幕戦Vへ、渡邉彩香が左打ちの“妙技”で首位浮上! 「バンカー内の左は初めて」
17番でもスーパーショット
渡邉は17番でも、違う形のスーパープレーを見せていた。残り102ヤードからの第2打を直接入れてイーグル。黄をとらえた。
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「フォローだったんで58度(ウェッジ)で95ヤードを打って、5ヤードぐらいを転がすイメージ。その通りに打てました。前半、黄さんが5連続バーディーを獲って『すごいな』と見ていましたが、自分のショットは悪くてそれどころではありませんでした。でも、後半になって球の位置や体重配分を微調整したら、いいショットが打てるようになりました」
最終日は首位タイでスタート。渡邉は2020-21年統合シーズンの開幕戦となったアース・モンダミンカップで4年ぶり半の優勝を4打差逆転で飾っているが、心境は大きく違うという。
「あの時は調子が悪い中で自分に期待していませんでした。ただ、今回は優勝を意識する位置です。そこは大きく違っているのですが、ガツガツしない。勝ちたい気持ちの中でいかに冷静にやるかを考えたいと思います」
夫で柔道家の小林悠輔さんは自身の試合で応援には来られないが、毎日、連絡は取り合っているという。敢えて優勝を意識させることは言わないという夫の優しさも力に、渡邉がツアー通算5勝目を狙う。
(THE ANSWER編集部)