村田諒太「これ以上持たない」 延期連発に心身疲弊、異例ブランクに「体の負担凄い」
「この2年間は幻だったのか」、異例ブランクの胸中とは
2年4か月のブランクから歴史的ビッグマッチを迎えるのは異例。周囲からは「村田君、よく耐えてるよね」と表現されるという。しかし、自身の感覚的にはこの言葉を否定。独特の言い回しで説明した。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
「耐えているというのは、同じ姿勢でずっと耐えている感じじゃないですか。そうではなくて、むしろ『ここに目標があるぞ、行け』って言われてバーっと走って、これが消えて。また次の目標があるから『また走れ』と言われている感じ。
この2年間は幻だったのかと思うこともあります。永遠に走っている感じです。ただ、目標に向かっていけているので、皆さんが思うほどしんどくはないですが、気持ち的にはバテは来ている。これ以上はもう走れない。4月をゴールにしたい」
心身ともにタフな期間を過ごしてきた。しかし、マイナスではない。延期によるプラス3か月でスパーの数が格段に増えた。実戦感覚は磨きに磨かれた状態。「(コロナ禍の延期に)良かったと言うと『お前ふざけるな』と言われることもあるけど、前を見るしかない。ご尽力いただいた方、大変な想いをした方がたくさんいるので軽々しく言えない」と踏まえた上で「あくまで個人的には良い延期だった」と語った。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)