[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

高校サッカー、独創的アイデアに海外から熱視線 グルグルFKにゆっくりPK「IQ 1000だ」

第100回全国高校サッカー選手権は4日、準々決勝が行われた。今大会では選手たちが魅せるトリッキーな動きが海外でも話題に。“グルグルFK”や“ゆっくりPK”に米メディアが注目したほか、ブラジルメディアは過去に名門・東福岡が披露した独特なFKに再脚光を浴びせている。

全国高校サッカー選手権で選手たちが魅せるトリッキーな動きが海外でも話題に(写真はイメージです)【写真:荒川祐史】
全国高校サッカー選手権で選手たちが魅せるトリッキーな動きが海外でも話題に(写真はイメージです)【写真:荒川祐史】

高川学園、流通経済大柏のキックなどに海外メディアが注目

 第100回全国高校サッカー選手権は4日、準々決勝が行われた。今大会では選手たちが魅せるトリッキーな動きが海外でも話題に。“グルグルFK”や“ゆっくりPK”に米メディアが注目したほか、ブラジルメディアは過去に名門・東福岡が披露した独特なFKに再脚光を浴びせている。


【注目】CW-Xを川澄奈穂美選手がお試し 運動パフォーマンスを支える「股関節サポート機能」って?(W-ANS ACADEMYへ)

 若い選手たちのアイデアが光っている。まずは高川学園(山口)。1回戦でFKの機会を得ると、エリア内でボールを待つ5人の選手が輪になり、楽しそうにグルグルと回転し始めた。輪を解くと同時に、キッカーがボールを上げる。5人は散らばってゴール前へ走り、後手に回った相手DFは対応しきれず。中央のMF林晴己(3年)がヘディングで先制点を決めた。

 流通経済大柏(千葉)は、PK戦である選手の動きが注目を集めた。近大和歌山戦、キッカーのDF田口空我がゆっくりと動き出す。小刻みに脚を動かすが、かなりスローだ。GKを焦らしに焦らし、ようやく蹴りだすかと思ったらここでもフェイント。最後はゴール右隅へ、冷静にシュートを蹴りこんだ。

 いずれのシーンも、米スポーツ専門局「ESPN」サッカー専門インスタグラムが動画で公開。高川学園の“グルグルFK”には「IQ 1000のプレー」と称賛した。また田口のPKシーンには「ポグバだ」「なんてこった」「ちょっと、え?」「伝説的だな」などとコメントが集まった。

 そしてブラジルメディア「UOLエスポルチ」公式インスタグラムは、第94回大会決勝で東福岡が披露したFKにも注目した。ボールの前に自軍の選手が壁を作り、一歩、二歩とゆっくりと下がる。すると、これに合わせてキッカーがシュート。ボールを隠していた計6選手が同時に腰を下ろし、突然ボールが現れる形となったGKはこれを防げず。見事に得点が決まった。

 かつての名シーンも含め、独特な動きを見せる高校生たちに、海外からも強い関心が寄せられているようだ。

(THE ANSWER編集部)

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集