チェン、歴史的Vに地元イタリアも驚き「こんな高得点は羽生以外見たことない」
フィギュアスケートの世界選手権(ミラノ)は24日、男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位のネイサン・チェン(米国)が215.08点をマークし、世界歴代2位となる321.40点で初優勝。2位の宇野昌磨(トヨタ自動車)に史上最大の47.63点差をつける圧勝を飾った。開催国のイタリアメディアは「こんな高得点はハニュウを除いて見たことがない」と称賛している。
2位宇野に史上最大の47.63点をつける圧勝「ハニュウの世界記録に迫る数字」
フィギュアスケートの世界選手権(ミラノ)は24日、男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位のネイサン・チェン(米国)が215.08点をマークし、世界歴代2位となる321.40点で初優勝。2位の宇野昌磨(トヨタ自動車)に史上最大の47.63点差をつける圧勝を飾った。開催国のイタリアメディアは「こんな高得点はハニュウを除いて見たことがない」と称賛している。
米国の18歳がミラノで輝いた。チェンは4種類計6本の4回転ジャンプを組み込み、大きなミスなく滑り切った。得点は平昌五輪でマークした215.08点を上回り、世界歴代2位の219.46点、合計点も世界歴代2位の321.40点を叩き出し、初優勝を飾った。上位陣に転倒が相次ぐなか、2位の宇野に47.63点差をつける圧勝劇に開催国のイタリアメディアも賛辞を送っている。
スポーツ専門メディア「OAスポーツ」は「ネイサン・チェンが世界チャンピオンの座を獲得、一方、他選手らは転倒祭りに」と上位陣の波乱を伝える見出しを打って特集している。
記事では「素晴らしいパーフォマンスだったショートプログラムの後、才能に愛されたアメリカ代表、ネイサン・チェンはフリープログラムでも実力を発揮した。フリープログラムは219.46点をマークし、この記録はユヅル・ハニュウの世界記録に迫る数字である」と紹介している。