内村航平を見続けた英識者 「最も印象的な大会」が予選5位のこの世界体操である理由
客席にTシャツを投げ入れた内村に感銘「多くの人が『最後かな』と考えている」
胸に手を当て、日本語で「ドキドキ」と表現したホグベン氏。理由を熱弁する姿は、内村への敬意に満ちていた。
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演技を終えた内村は客席に歩み寄り、サイン入りの日本代表Tシャツを投げ入れた。「世界大会であんな勝手なことをするのは僕くらいしかいない。もっと楽しんでもらえるかなと思って」。ファンを楽しませたサプライズ。ホグベン氏は「とても良い行動だね。多くの観客が『これが最後かな』と考えていると思う。だから、最後の可能性のある場で、みんなが思い出を求めているんだと思うよ」と感銘を受けていた。
鉄棒の決勝は大会最終日となる24日の最終種目。予選1位通過の東京五輪王者・橋本大輝(順大)と初の直接対決となる。ホグベン氏は「決勝はもっとエキサイティングなものになるだろうね」と期待を込め、心待ちにしている様子だった。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)