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2週連続V逃した渋野日向子、ポケモン塗り絵の最中に中止決定「心が落ち着くと聞き…」

女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディース最終ラウンド(R)は17日、千葉・東急セブンハンドレッドC(パー72、6679ヤード)で行われていたが、降雨によるコースコンディション不良のため、午前10時45分に中止が決定した。1打差で2週連続の優勝を逃した渋野日向子(サントリー)が会見。中断が発表された後、再開を信じてロッカーで塗り絵をしている最中に中止決定の発表を聞いたことを明かし、第2Rの13番でボギーを打ったことを後悔。「3パット~と思いました」と苦笑いした。(取材・文=THE ANSWER編集部 柳田 通斉)

会見に出席した渋野日向子【写真:Getty Images】
会見に出席した渋野日向子【写真:Getty Images】

富士通レディース最終Rは悪天候により中止、渋野は3位に

 女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディース最終ラウンド(R)は17日、千葉・東急セブンハンドレッドC(パー72、6679ヤード)で行われていたが、降雨によるコースコンディション不良のため、午前10時45分に中止が決定した。1打差で2週連続の優勝を逃した渋野日向子(サントリー)が会見。中断が発表された後、再開を信じてロッカーで塗り絵をしている最中に中止決定の発表を聞いたことを明かし、第2Rの13番でボギーを打ったことを後悔。「3パット~と思いました」と苦笑いした。(取材・文=THE ANSWER編集部 柳田 通斉)

 中止決定後、渋野はジャージ姿で会見場に現れた。率直な感想を聞かれると「悔しいですね」と返した。第2Rを終えて通算11アンダー。首位で通算12アンダーの勝みなみ、古江彩佳とは1打差の3位につけていた。この日も「やる気満々」でコースに入り、レインコートを着込んで練習。同じ「黄金世代」の勝とは、「やっと一緒に回れるね」「これだけ降っていたら、楽しんだもん勝ちだね。傘、いらね~」などと冗談交じりに言葉を交わした。

 しかし、練習グリーンに入ったところで「中断」の館内放送。ロッカーに戻り、マネジャーと話をしながら「ポケモン」の塗り絵を始めていたという。「最近、『心が落ち着く』と聞いて始めました。暇つぶしでもあり、マネジャーさんのご家族に168本の色鉛筆をもらったこともありますが、今日はお菓子を食べながらやっていました(笑)」。そして、その最中に「中止」を知らせる放送を耳にした。

「『3パット~』と(第2Rの13番を)思い浮かべました。どうせなら、12アンダーにして3人でプレーオフをやりたかったです」

 だが、これで5週連続トップ10入り。第1Rで5アンダー、第2Rで6アンダーをマークしたことは前向きにとらえていた。

「初日、ショットに気持ち悪さを感じた中でスコアを伸ばして、2日目も対応できたことで成長を感じましたし、少しは大人になれたと思いました。優勝した次の週で優勝争いしたことはうれしいです」

 コースを後にした渋野は、岡山県の実家へと向かった。「久しぶりに家族と会えます」。英気を養い、次戦のNOBUTA GROUPマスターズGCレディースに備える。

(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)


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