渋野日向子にPOで惜敗 ピン直撃の不運も、アマ佐藤心結は“充実”の涙「やりきった」
大会開催に感謝「このような大会に出られたことは当たり前ではない」
大会前から、三觜コーチと「これがアマチュアとして出る最後の大会。勝ちにいく」と話し合ってきた。270ヤードを超えるドライバーショットは、この日も冴えて同組の小祝さくら、工藤遥加を圧倒した。そして、高弾道、高スピンのアイアンショットを生かして4バーディーを奪った。17番では、4メートルのパーパットを決める粘りを見せるなどし、70でまとめて10アンダー。04年4月再春館レディース火の国オープンの横峯さくら以来、アマとして2人目のプレーオフ進出を果たした。
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結果は2位。目標にしていた「アマチュアで優勝してプロテスト免除」は実現できず、中1日で12日から始まるプロテスト2次予選(茨城・ザ・ロイヤルGC)に出場することになった。前週の日本女子オープンにも出場しており、強行日程にも思えるが、本人は「続けてラウンドしていた方が状態が良くなる」と言い、明日11日も同ゴルフ場で練習ラウンドをすることを明かした。そして、今後の目標を明言した。
「2次予選に気持ちを切り替えて通って、最終プロテストで合格できるように準備したいです。このような大会に出られたことは当たり前とは思っていないですし、携わってくれた皆様には感謝の思いでいっぱいです。そして、プロになって、この舞台に戻って優勝できるように頑張りたいです」
今大会、強烈なインパクトを残した18歳は、渋野にも「肝が据わっている。プロになったらすごく強くなる」と言わしめた。次の優勝争いも、そう遠くないのかもしれない。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)