【平昌 夢の跡】小平奈緒、“36秒94の衝撃”と“美しき抱擁”は世界へ波及した
3日間にわたり、話題を呼んだ名場面を振り返る連載「平昌 夢の跡」。第4回はスピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒(相沢病院)。選手団の主将は活躍できないというジンクスを覆し、スピードスケート女子史上初の金メダルを含む2つのメダルに輝いた小平。ライバル、イ・サンファ(韓国)との友情も大きな話題を集めた。
「名場面総集編」 五輪新で悲願の金メダルを獲得 ライバルとの友情は感動を呼んだ
3日間にわたり、話題を呼んだ名場面を振り返る連載「平昌 夢の跡」。第4回はスピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒(相沢病院)。選手団の主将は活躍できないというジンクスを覆し、スピードスケート女子史上初の金メダルを含む2つのメダルに輝いた小平。ライバル、イ・サンファ(韓国)との友情も大きな話題を集めた。
衝撃の五輪レコードだった。18日の500メートル、小平は14組のインコースでエルバノバと滑り、最初の100メートル10秒26と抜群のスタート。最後まで加速し、五輪新記録の36秒94のタイムでトップに立つと、続く15組で滑った最大のライバル、五輪連覇中の“氷速女帝”イ・サンファを「0.39秒」上回り、3度目の五輪で悲願の金メダルを獲得した。
圧巻の金メダル。そして母国での3連覇ならず、リンクで号泣するイ・サンファを抱きしめ、慰める“美しき抱擁”シーンは世界中の感動を称賛を呼んだ。韓国メディアからも「熱い友情」「今大会最高の場面」と評された。
また、レース後に自身が2年間留学していたオランダメディアからのインタビューで、流暢なオランダ語を披露する場面も話題に。世界基準の語学力も持ち合わせる才女ぶりに“つよかわかっこいい”とファンからの賛辞も浴びた。
強さと優しさで、日本のファンはもちろん、韓国のファンの心もつかんだ小平。平昌五輪の主役の一人として、語り継がれていくことになりそうだ。
(THE ANSWER編集部)