コリア、涙の全敗終戦も芽生えた“絆” 韓国選手「彼女たちとの別れは寂しい」
平昌五輪は20日、アイスホッケー女子7、8位決定戦で韓国・北朝鮮合同チーム「コリア」はスウェーデンに1-6で敗れ、1次リーグを含め、5戦全敗で大会を終えた。歴史的1勝には届かなかったが、韓国メディアは「価値ある飛躍」「歴史的な歩み」と奮闘に拍手を送り、韓国選手が「彼女たちと別れるとなると、寂しさが残る」と話したことを伝えている。
アイスホッケー南北合同チーム「コリア」、韓国メディアは奮闘称える
平昌五輪は20日、アイスホッケー女子7、8位決定戦で韓国・北朝鮮合同チーム「コリア」はスウェーデンに1-6で敗れ、1次リーグを含め、5戦全敗で大会を終えた。歴史的1勝には届かなかったが、韓国メディアは「価値ある飛躍」「歴史的な歩み」と奮闘に拍手を送り、韓国選手が「彼女たちと別れるとなると、寂しさが残る」と話したことを伝えている。
地元紙「スポーツ挑戦」は「涙で幕を下ろした“紆余曲折”統一チーム」と特集している。「試合後に選手たちは抱き合って涙を流した。いつも冷静な表情の選手たちも、眺めていたマレー監督もやはり涙を拭った。最下位は残念だったが、これ以上、一緒にできない名残惜しさがより大きかった」と急造ながら一つに結束したチームが涙に暮れたことを伝えている。
地元紙「スポーツ東亜」は「南北が皆、泣いた…統一チームがオリンピック舞台を去った日」と見出しを打って伝えている。最後にゴールを決めた韓国のハン・スジンは「北朝鮮の選手たちは皆、明るくて天真爛漫だった。政治的な問題とは別に彼女たちと別れるとなると、寂しさが残る」と話したという。
一方、シン・ソジョンは「初めは北朝鮮選手たちが怖かったりもしたけど、私たちに先に心を開いて近づいてくれて、すぐに親しくなった」と笑顔を見せた。政治的な背景もあり、当初はコミュニケーションに難しかったが、別れが名残惜しくなるほど絆は深まっていたようだ。