【競泳】2020年東京五輪へ――萩野公介が受けた新たな刺激
リオ五輪金メダリストが世界を制した秘訣を、未来のアスリートに向けて余すところなく伝授する――。同五輪競泳男子400メートル個人メドレーで頂点に立った萩野公介が子供たちに対して泳ぎ方を指導した。
リオ五輪金メダルの萩野が子供たちへの指導で「心を新たに」
リオ五輪金メダリストが世界を制した秘訣を、未来のアスリートに向けて余すところなく伝授する――。同五輪競泳男子400メートル個人メドレーで頂点に立った萩野公介が子供たちに対して泳ぎ方を指導した。
今月10日の体育の日。萩野は味の素フィールド西が丘、国立スポーツ科学センターなどで行われた「平成28年度『体育の日』中央記念行事 スポーツ祭り」に出席していた。午前中は各競技のアスリートと多くの子供たちが触れ合い、運動会などを実施。午後の部では陸上や卓球、レスリングなどリオ五輪で日本中を沸かせた競技のスポーツ教室が行われた。
中でもにぎわいを見せたのは競泳だった。“水の怪物”マイケル・フェルプスをあと一歩まで追い詰めた男子200メートルバタフライ銀メダリストの坂井聖人や同800メートルリレー銅メダリストの小堀勇気、先日引退を発表した松田丈志さんに星奈津美さん、そして萩野や北島康介さんを育て上げた平井伯昌コーチら豪華メンバーが集結。小中学生50人を約2時間にわたって直接指導した。
萩野は先月に手術した右肘が「まだ抜糸していない」状況だったため、この日は水の中に入らずプールサイドで指導する形になった。その中でもクロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライそれぞれの泳ぎ方を身振り手振りで示しつつ、平井コーチらとともに築き上げた理想のフォームについて教えていた。