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チェンは「まるでマオ・アサダ」 米メディアも4年前の“感動の逆襲”に例えて称賛

平昌五輪のフィギュアスケート男子シングルは羽生結弦(ANA)の歴史に残る劇的な復活劇で幕を下ろした。金メダル候補だった、米国のネイサン・チェンはショートプログラム(SP)で、まさかの17位と出遅れたが、フリー1位の215.08点をマーク。合計297.35点で5位まで巻き返した。この次世代を担う18歳に対し、米放送局「NBCスポーツ」は、「マオ・アサダを彷彿とさせた」と報じている。

ネイサン・チェン【写真:Getty Images】
ネイサン・チェン【写真:Getty Images】

チェンの逆襲は「まるでマオ・アサダ」 浅田真央さんからは「最高の演技だった」と労い

 平昌五輪のフィギュアスケート男子シングルは羽生結弦(ANA)の歴史に残る劇的な復活劇で幕を下ろした。金メダル候補だった、米国のネイサン・チェンはショートプログラム(SP)で、まさかの17位と出遅れたが、フリー1位の215.08点をマーク。合計297.35点で5位まで巻き返した。この次世代を担う18歳に対し、米放送局「NBCスポーツ」は、「マオ・アサダを彷彿とさせた」と報じている。

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 チェンはSPではすべてのジャンプでミスが出て17位と出遅れた。それでも、フリーでは五輪史上最多の4回転ジャンプ5本を成功させる離れ業を演じ、フリーの得点では羽生を上回った。5位に巻き返したこの完璧な演技を、同局はこう称賛をもって振り返っている。

「チェンの”ほぼ完璧”なスケートは、2014年のソチ五輪で復活を遂げた日本人スケーターのマオ・アサダを彷彿とさせた。当時、2010年銀メダリストはSPでまさかの16位に沈んだ後に、フリーで強烈な演技を披露し6位までジャンプアップした」

 日本でもフリーを実況したアナウンサーが「前回の浅田真央さんを思い出すよう」と、引き合いに出したが、チェンの母国でも同様にたたえられていた。浅田さんもインスタグラムで「ネイサン!最高の演技ができて良かった!!」と労いのメッセージを送っている。

 記事では「彼にとっての2018年の冬季五輪は終わりを迎えたが、ネイサン・チェンの復活ストーリーは今まさに序章を迎えたばかりだ」と締めくくっている。次回の2022年北京大会でもまだ22歳。この過酷な経験を経て、日本勢にとって、さらに強力なライバルに成長しそうだ。

(THE ANSWER編集部)


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