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井上尚弥「叩きのめしたい」 V4達成のカシメロ撃破へ意欲「ファンの期待に応えたい」

ボクシングのWBO世界バンタム級タイトルマッチが14日(日本時間15日)、米カリフォルニア州カーソンで行われ、王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)が挑戦者の同級4位ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)に2-1(116-112、117-111、113-115)の判定勝ち。4度目の防衛に成功した。戦績はカシメロが31勝(21KO)4敗、リゴンドーが20勝(13KO)2敗。WOWOWでゲスト解説を務めたWBAスーパー&IBF同級王者・井上尚弥(大橋)は「(カシメロを)叩きのめしたい」と語った。

カシメロ戦の中継で解説を務めた井上尚弥【写真:荒川祐史】
カシメロ戦の中継で解説を務めた井上尚弥【写真:荒川祐史】

WBO世界バンタム級タイトルマッチ、ゲスト解説の井上がコメント

 ボクシングのWBO世界バンタム級タイトルマッチが14日(日本時間15日)、米カリフォルニア州カーソンで行われ、王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)が挑戦者の同級4位ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)に2-1(116-112、117-111、113-115)の判定勝ち。4度目の防衛に成功した。戦績はカシメロが31勝(21KO)4敗、リゴンドーが20勝(13KO)2敗。WOWOWでゲスト解説を務めたWBAスーパー&IBF同級王者・井上尚弥(大橋)は「(カシメロを)叩きのめしたい」と語った。

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 試合はカシメロが圧力をかけ、リゴンドーは間合いを取る展開。打ち合いに持ち込みたいカシメロだったが、リゴンドーはリングを大きく使って攻撃を巧みにかわし続けた。場内からブーイングも起きる中、6回終了のゴング後に見つめ合ったリゴンドーがカシメロの顔面にジャブを放ち、レフェリーから注意を受ける場面があった。7回にはカシメロが足を止めて両手を広げ、打ち合いを誘ったがリゴンドーは応じなかった。

 試合は最後まで打ち合いらしい打ち合いは生まれず終了。判定にもつれ込んだ。最後のゴングが鳴った後は、両者が手を挙げて勝利をアピールしたが、判定は2-1でカシメロの勝利。リング上で歓喜を爆発させ、リングインタビューでは「リゴンドーは終わり。次はドネア、最後に井上だ!」などと語った。

 WOWOWの解説を務めた井上は試合を振り返り、リゴンドーの戦い方に言及。「あそこまでやられたらボクシングにならない」「ここまで手を出さず足を使うとは」などとコメントした。

 今後、拳を交える可能性が高まったカシメロについては「正直この試合はカシメロ頑張れと応援していた。最後はああいう態度されたら叩きのめしたいなと。日本のファンの期待に応えたいなと」とこれまでも挑発を繰り返してきたWBO王者撃破へ意欲をのぞかせた。

 さらに「現時点ではドネアとの交渉中ですけど、いち早くカシメロとやりたいなと」とWBC王者ノニト・ドネア(フィリピン)との再戦へ向けて交渉中であることを認めつつ、「倒します。問答無用で倒します。カシメロが結果的に勝った。近いうちに戦うと思うので、楽しみにしてもらえたら」と闘志を掻き立てられたようだ。

(THE ANSWER編集部)


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