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長洲未来、トリプルアクセルは「日本の伝統」 “2つの母国”に込めた24歳の誇り

平昌五輪は12日、フィギュアスケート団体フリーが行われ、米国が銅メダルを獲得した。女子シングルで長洲未来は135.53点の自己ベストを叩き出し、2位に躍進。五輪史上3人目の成功となったトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に対して「日本の伝統」と胸を張ったという。米地元紙「ワシントン・ポスト」が伝えている。

長洲未来【写真:Getty Images】
長洲未来【写真:Getty Images】

日本出身の両親を持つ24歳、浅田真央さん以来の快挙「誰も私から奪い去れない」

 平昌五輪は12日、フィギュアスケート団体フリーが行われ、米国が銅メダルを獲得した。女子シングルで長洲未来は135.53点の自己ベストを叩き出し、2位に躍進。五輪史上3人目の成功となったトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に対して「日本の伝統」と胸を張ったという。米地元紙「ワシントン・ポスト」が伝えている。

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 その瞬間、真っ赤な衣装に身を包んだ長洲が集中力を研ぎ澄ませた。「ミス・サイゴン」のメロディーに身を任せながら、トリプルアクセル。美しい螺旋から完璧な着氷を決めると、江陵アイスアレーナはどよめきと歓声に包まれた。冬季五輪史上3人目となる快挙に対し、歓喜は抑えきれなかった。

「歴史的なこと。これは誰も私から奪い去れない。私はアメリカに誇りをもたらしたかった」

 記事によると、こう語ったという長洲。最終演技のアリーナ・ザギトワ(OAR)に逆転されたが、2大会ぶりの五輪の舞台で堂々の自己ベストをマーク。「ミドリ・イトウ、マオ・アサダ、そして今、ミライ・ナガス。全てが日本の伝統です」と話すと、長洲は誇らしげに笑顔を浮かべたという。

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