羽生結弦、恩師オーサー氏がたたえる“ユヅの流儀”「困難にも冷静、本当に感銘的」
羽生とともに連覇へ挑むオーサー氏「彼は本当に感銘的」 苦難のシーズンはクライマックスへ
記事中ではオーサー氏の経歴にも触れている。自身は84年サラエボ五輪、88年カルガリー五輪でともに銀メダルを獲得。今回、羽生との二人三脚で、米国の伝説的スケーター、ディック・バトン氏が1948年サンモリッツ五輪、52年オスロ五輪で果たした偉業に挑むことになる。
「本当にすごい旅だったよ。私は彼について多くを学んだ。そして、彼も彼自身についてたくさんのことを学んだと思う。個人的には彼が故障にいかに対応するのか、そして冷静さを失わないことに、本当に感銘を受けているんだ。我々にはプランがあった。そして、計画に沿っている。毎日向上している。彼は本当に感銘的なんだ」
6年間の師弟関係。そして、故障してからの2ヶ月半の間、羽生に寄り添ってきた名伯楽は五輪本番前の故障という危機的状況にも平静を貫き、黙々と復帰の道を歩む“王者の流儀”に脱帽したようだ。
記事ではこう伝えている。「重要なことは彼の回復に関して、色々な小さなゴールを設けていた。2ヶ月半前にそれは始まった。我々は落ち着いて話し合った。“これは実現可能だ。君は治るんだ”と伝えたんだ」と励まし、復活への道筋を示してきたという。
「我々はじっくりと取り組んできた。時間は我々の味方だった。毎日を大事に過ごしてきたんだ。大変な道のりだったよ。ここまでで最も予想外のシーズンだったからね」
五輪連覇というクライマックスへ――。羽生は、だれも予想できなかったシーズンで、華麗なエンディングを迎えることができるのだろうか。日本が、いや世界が注目している。
(THE ANSWER編集部)