元大学女王・田中佑美「走っただけの決勝」 悔い残した社会人初の100m障害大舞台
学生と社会人の変化「私個人への応援」
社会人になって感じる変化としては「私個人への応援」を挙げた。“学校の陸上部”という団体そのものを応援してもらってきた学生時代から、選手個人として応援してもらえるようになったと感じている。
その変化については「負けても見られるのは、実感として恐ろしいと最近思う」と正直に明かして苦笑い。「でも、そんなことに負けていてはダメ。人のために競技しているわけじゃない。折り合いをつけて頑張っていければ」と話した。
学生チャンピオンから立場を変えて臨んだ日本選手権を終えた。「今のところ、過去より退化しているレースしかしていない」と課題は大きいようだ。「変え続けると原型が分からなくなるので、(自分を)見つめ直すことが直近ですべきこと」と冷静に振り返っていた。
(THE ANSWER編集部)