羽生結弦、あの米誌「タイム」が異例の大特集「王者について知るべき5つのこと」
幸運を呼ぶ「クマのプーさん」に注目、東日本大震災被災の過去も…
2つ目は幸運を呼ぶ「クマのプーさん」だ。羽生は試合でプーさんのティッシュケースをフェンスに起き、ファンは演技終了時に黄色い熊のぬいぐるみをリンクに投げ込む。「プーさんの雨」と米メディアでも注目され、本家ディズニー公式サイトで特集されたこともあるが、今回の特集ではこう紹介されている。
「彼は氷上に降り立つ前、幸運のためにリンクサイドの同伴者を抱きしめることでも知られている。そして、インタビューにはマンガのキャラクターも連れてくる。くまのプーさんはハニュウに夢中なファンにとってマスコットになった」
ただし、五輪ではスポンサーの兼ね合いがあるため、「(プーさんは)ドレッシングルームに待機することになりそうだ」と分析している。
3つ目は東日本大震災を被災した過去。2011年の震災当日、16歳の羽生少年は仙台市のスケート場で練習していた。スケートを履いたままリンクから避難し、家族は3日間、避難所で過ごした経緯とともに「最終的に、この災害が彼のキャリアにおけるモチベーションとなった」とし、被災地に勇気を与えることが競技人生の支えの1つなっているという。
4つ目は羽生のスケーターとしての特質だ。「ハニュウは他の男子フュギュアスケーターが実現できない動きを実現できる」と評価し、「技術的な正確さ、芸術性、運動能力の融合した彼の卓越したパフォーマンスで、ハニュウはコメンテーターと同僚から称賛を手にしている」とつづっている。