ドネアへ「次の挑戦に幸あれ」 膝をついた“一流の振る舞い”に敗者がエール返し
ボクシングのWBC世界バンタム級新王者となったノニト・ドネア(フィリピン)は、相手のノルディ・ウーバーリ(フランス)とエールを送り合った。5月29日(日本時間30日)の試合で4回TKO勝ちして王座奪取。倒れた相手に跪いて頭を下げ、リスペクトを示したSNSの動画の投稿を元に「次の挑戦に幸あれ」「私たちは友人だ」と互いにつづっている。
ドネアとウーバーリがエール交換、きっかけのシーンとは
ボクシングのWBC世界バンタム級新王者となったノニト・ドネア(フィリピン)は、相手のノルディ・ウーバーリ(フランス)とエールを送り合った。5月29日(日本時間30日)の試合で4回TKO勝ちして王座奪取。倒れた相手に跪いて頭を下げ、リスペクトを示したSNSの動画の投稿を元に「次の挑戦に幸あれ」「私たちは友人だ」と互いにつづっている。
ドネアの人柄が表れた。ウーバーリから3度目のダウンを奪って4回TKO勝ち。立ち上がることのできない相手の元に駆け寄ると、キャンバスに膝をついて深々と2度頭を下げた。続けて立ち上がって一礼。相手をリスペクトする姿を垣間見せたシーンだ。
ドネアは動画を引用する形で「リスペクト。ウーバーリが休んで回復しますように。素晴らしい試合をありがとう。安全に家に帰れますように」とツイッターに投稿。海外ファンから「一流の振舞い」と反響が集まっていたが、ウーバーリもこう反応している。
「自分のスポーツに全身全霊を懸けてきた。最高の選手になるために最高の相手と戦うのは名誉。ドネア、言葉をかけてくれてありがとう。次の挑戦に幸あれ。リング内外で君に会うのを楽しみにしている」
すると、今度はドネアがウーバーリにコメント。「試合後に言った通り、私たちは友人だ。後も先もだ。言葉をありがとう。私たちは必ずすぐまた会うよ。それまで安全に」。拳でも語り合った2人は、試合後も互いに敬意を払っていた。
(THE ANSWER編集部)